栄養失調の母～発達障がいの老婆～

いま世だったら私は発達障がいだね

母は時折言っていた

小学校の養護教諭を何十年もやっていたので

知識も経験もあるだろう

こだわりの強さは老いが進むごとに

際立ってきている

料理を工夫して作る経験が　ないに等しい

自由な時は外食や惣菜が大好き

50歳で胃を2/3切ったことで

がっつり一度に食べられなくなったとはいえ

こだわりに拍車がかかった

一人暮らしで気ままに簡単な食事になり

相変わらず　誰かと外食が多く

旅行も好き　百名山の会で登山も　スキーも

どれも子供のころから連れて行っては

もらってないが…

不養生がたたり早くから総入れ歯

それすら自慢していた

ヨガ　体操　バトミントン　カーブス

いかにも運動していた　鍛えていたつもり

今や　情けない

固いものは噛めないから　とか

沢山食べると逆流する　とか

鼻からもでてくる　とか

毎日　私は言っている

1日卵3こ、納豆1こ、私と同じ玄米もち米

野菜の味噌汁　玉ねぎの皮のお茶

全てオーガニックである

大豆も沢山ある

だけど、食べたいのは

弟の送ってきた高島屋のデパ地下ハンバーグ

友人に頼んで買ってきてもらった

西友の中国産うなぎ蒲焼き

近所のラーメン屋の餃子も大好き

その結果が前半の状態に加えて

たんぱく質不足、カリウム、ビタミン不足

体重も30キロ、下肢の浮腫は酷くなり

栄養失調症だと思う

私の言うことは聞かないが

医者の言うことは聞くかどうか…

こんな体になって

老いさらばえていても　

こだわりは捨てられない

昔から一人称の世界に生きていた

私もネグレクト下で　生きてきた

グチが長すぎました

どなたかのヒントになりますように

写真はえごまの葉