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Yorozu Planning

花を愛で、鳥と戯れ、旅に委ね、星に憧れる、そんな感じの人生のひとつ。

新旧路面電車

2006-06-26 | 旅行(海外)
■2006.5 アメリカ道中 その6■

 5月×日 土曜日 (第4日目)

 この日はヒューストンからニューオリンズへの移動日でした。飛行機は昼の1時過ぎということで、11時すぎにホテルまでタクシーで迎えに来てもらう予定にしておりました。

 つまり午前中に2、3時間ほど時間があったのですが、同行者は出発まで部屋でゆっくりしたいと言うので、私は個人的な懸案事項を消化することにしました。路線バスに乗ってダウンタウンへ、そして・・・

Metro Tram at Houston
ヒューストンの路面電車


 ほんの数年前(2004年)に開通した路面電車です。現在はダウンタウンの真ん中を南北に走る路線が1路線だけですが、拡張計画があるもよう。既存の混雑するバス路線の置き換えでしょうか?

Metro Tram at Houston Metro Tram at Houston
ヒューストンの路面電車


 およそ10分から15分おきに運転されているようで、座席が8~9割埋まるほどの混み具合でした(土曜の午前)。車内の写真は取りそこねましたが、車軸の上の座席がせり上がっているという、いかにも低床型といったものでした。もちろん開通して2年ということで車内は大変清潔でした。客層は・・・当たり前ですが地元の人がほとんど。私はバスとの共通一日乗車券(2ドル)を買いましたが、路面電車の乗車券は下のような券売機で買います。

Metro Tram at Houston Metro Tram at Houston
ヒューストンの路面電車の駅


 さてヒューストンに別れを告げ、ニューオリンズへ向かいます。両都市間は飛行機で1時間強。

RR
ロールスロイスのエンジン


 片側3列×2の座席が前から後ろまでびっちり埋まった飛行機は少し遅れて出発。もともとそんなに時間もかからない区間ではありますが、気がついたらもう着陸とか。ポンチャトレイン湖を北から南へ横切ってニューオリンズ空港に着陸しました。

 空港のカウンターでニューオリンズ空港から都心部へのシャトルバスを予約したら1時間待ちとか。車の都合も運転手の都合もつきにくい状態が去年の災害のあたりから続いているのだそうでした。シャトルバスの会社のWebサイトから予約をするのが良いと思われます(帰りはそうしました)。
 ロビーや空港内の店舗を見て時間をつぶし、1時間待ちと言われたところを結局40分待ちで済み、シャトルバスが到着。しかし同行者が「もう一度店を見てくる」と言ったきり行方不明・・・
 とりあえず手洗いに行ったことにして運転手に待ってもらい、3分ほどして同行者が戻ってきて無事に乗車。しかしこのバスの定員は何名なのか?というぐらいの詰めよう・・・。

 途中、街路樹がなぎ倒されていたり、住宅の壁の下の方がうすら汚れていたりするのを見て、2005年夏の風水害の跡がまだ残っているのがよくわかりました。乗客のそれぞれの宿に寄りながら、我々の泊まるセントラル・ビジネス・ディストリクトにあるホテルに到着。
 ホテルは大通り(Canal Street)から少し入ったところにあり、同行者は「ちょっと周りが薄ら汚い」とちょっと不安げでした(私は基本的にはこういうのは平気なのですが)。ホテルのフロントや部屋自体はきれいでした。ビジネス向けには丁度いいかもしれません。

New Orleans Hotel New Orleans Hotel
ニューオリンズのホテル 電子レンジも冷蔵庫もあって1泊99ドル


 すこし部屋で休んだあと、Canal StreetからFrench Quarterあたりを散歩。Canal Streetにこれまた数年前に開通した路面電車がありますが、専用の車両が2005年夏の災害で被災。19世紀半ばに開通していた、市の南のほうへ向かう別の路線(St. Charles線)は車両は残りましたが、施設が被災した(架線がなくなっている部分がありました)とのことで、こちらの車両をCanal Streetに持ってきて臨時運行していました。車両はさすがに開業当時のものではないと思いますが、かなり年季が入ったもののようです。

New Orleans Hotel New Orleans Hotel
ニューオリンズの路面電車(古)


 この日は時間がなかった(というより、これからほぼ1週間滞在するので急ぐ必要もなかった)ため、写真を撮るだけにとどめました。よって乗車体験記は後日、乞うご期待。

(続く)


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