認知症になると「怒りっぽくなる」「自分で決めることは出来ない」「色々なことがわからなくなる」という認識がありませんか?好きなこと、やりたいことがあっても「危ないからやめておいた方がいい」と説得するのではないでしょうか。
今日、認知症の方の話を聞く機会がありました。認知症になると本人に話を聞いてくれる人は少なくなり、家族や支援者に話しを聞く。普通の会話はしてもらえず「体調はどうですか?」「ご飯は食べれていますか?」「今日は何月何日ですか?」と尋問ばかりされる。
認知症になっても好きなことはしたいし、やりたいことは自分で選びたい。出来ることもある。確かにその通りですよね。
自分らしい生活を送る権利は、例え認知症であっても守られて当たり前だと思います。好きな作業をして、出来ることは自分でする。どう生活するのか自分で選ぶ。
出来ないことは助けてもらったり、工夫したりしてやる。自分で伝えたり、どう工夫したらいいのか分からない、何が困っているのか分からない。そういう方たちと対話を通して自分らしい生活ができるよう支援する。作業療法士はサポーターではなくパートナーでありたい。そう思いました。