小さい頃の話をしようと思う
以前部員に話したことがあるが信じてもらえなかった
でもあれは事実だ
だから信じてもらうためにも今回部ログに書くことを決意した
あれは僕が小学生の低学年ぐらいだったか
友達の家で友達数人とかくれんぼをしていた
僕は隠れるのに必死で家の中を駆け巡っていた
居間にコタツがあるのを見つけた
コタツの中がいいかな
でも中を見られたが最後確実に見つかる
それに鬼から近いから真っ先に探すだろう
もっと鬼から離れた場所にしよう
ここはダメだ
そうして二階に行くことにした
二階にはいくつかの部屋があった
そのうちの一室に入った
そこには大きな押入れがあった
ここなら鬼に探されても奥のほうにいれば見つからないかもしれない
それに物陰に隠れることで鬼をやり過ごせるかも知れない
ここはきっといい
でももっといいところもあるこもしれない
子供ながらに頭をフル稼働して考えていたと思う
しかし
鬼の数える
いぃ~ち、にぃ~い、さぁ~ん・・・
の声が僕の動揺を誘い、焦りをあおった
そのために僕の思考はストップしてしまった
押入れに隠れよう
きっとここなら大丈夫だ
そう自分に言い聞かせ押入れの戸を開けた
瞬間僕は凍った
自分の目を疑った
何が何だかわからなくなった
しかしあの強烈なインパクトのある顔ははっきりと記憶している
走った
夢中で走った
みんながいるはずの一階に
もうかくれんぼのことなんか忘れていた
いた鬼の子だ
大変だ!!!
押入れに押入れに・・・
メ、メ、メトメト
メトロン星人がいたぁーーーー!!!
みんな来てよ!!
早く早く
そうして僕はみんなを引き連れメトロン星人を発見した押入れへと向かった
ドキドキしていた
心臓が口から飛び出そうだった
恐る恐る押入れの戸を開けた
そこには僕が見たはずのメトロン星人はもういなかった
確かにあそこにはメトロン星人がいた
僕は今でもはっきりと覚えている
コメント一覧
赤松組組員その3
最新の画像もっと見る
最近の「部員日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事