「秋の木立ちと天気雨」
NSP
秋の木立ちは 気取っても 冬が来るのを隠せない
紙とエンピツ転がせば うたた寝猫が耳立てる
ちょっと零れた溜め息 ちょっと零れた溜め息
郵便受けは今日も空っぽ 一枚枯葉が 覗いてる
それは季節の悪戯 それは季節の悪戯
君のKISSは 天気雨 知らない間に 乾いてる
君の助けが欲しいんだ 恋の病いは なお続く
ちょっとこぼれた溜め息 ちょっとこぼれた溜め息
声がするような気がするけど 生憎外は空っ風さ
それは季節の悪戯 それは季節の悪戯
秋の陽だまりの中
アリスは 気持ちよさそうに うたた寝してます
くだものも おいしい秋
空も高くて やわらかい日ざしが 心地いい秋
「秋日」
NSP
日焼けの顔が 日を追うごとに 白くなる 君を見てると
秋ですね ふと確かめてみる 暦の日付け
退屈な日曜日は 君のおしゃべり聞きたくて
先生みたいな お説教でも いいからさ
することなくて 煙草をふかし じっとしている部屋の中
君からの電話が来ない 誰も尋ねてこない
退屈な日曜日は 君がおそうじしてくれて
嫁さんみたいに お料理でも 作ってね
うふっ 若いですね~