こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
マイナンバーカードを様々なものの証明などに使えるよう政府が進めていま
すが、運転免許証として使える形に一本化することを進めています。
ただ、一部で従来の運転免許証が必要となる場合もあるので、すべてをマイ
ナンバーカードで一本化は難しいようですが、様々な情報との紐付けによる
利便性を重視した動きを進めたい意図もあります。
果たしてマイナンバーカードによる運転免許証利用は普及するのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、女教皇のカードの正位置が出ています。
女教皇のカードの正位置は知性や安心、満足や期待、聡明や英知といった意
味があります。
利便性や一つに纏めることによるデータリンクは大きな成果を上げられるこ
ともわかってはいますが、盲進的に進むことはなさそうです。
行政側だけでなく、運転者や民間でもうまく活用できるような形での運用が
なされることが前提になります。
例えば高齢者や病気を持った人の運転に関する安全性評価といったものなど
が免許の更新や取得に際に医療データとの紐付けで整理ができたり、住民票
などのデータとのリンクで手続きが簡略化できてそれによる手数料の割引な
ど、納得感を得られるような形が必ず求められます。
今はマイナンバーカードを拡げることが目的になってしまう傾向がどうして
もあり、目的と手段が入れ替わるマズい状況になっています。
そもそもの目的をしっかりと明示した上で結果を出す形でなければ意味もな
く、余計にお金がかかったり、ミスによるトラブルが多発する結果になりま
す。
安心や満足といった行政サービスが前提にあることで納得感を与えられる形
にできるかがカギとなるでしょう。
次に環境条件ですが、正義のカードの逆位置が出ています。
正義のカードの逆位置は不正や不公平、不安定や一方的といった意味があり
ます。
現状はマイナンバーカード自体が目的化しており、お金で釣ったりするよう
な誘導策ばかりが目立っています。
そうではなく、その先にどんなメリットがあるのか、特にデジタル化の主た
る目的となる、データリンクと省力化などはもっと明示しなければならなく
なるでしょう。
行政サービスもまだまだ人に頼るところが多く、国が地方行政に押しつけ気
味の感じも多く、地方行政の現場も不満を強く感じています。
まず何を目指すのか、どういう形を結果として得るのかをまず指し示すこと
が先にあるはずです。
どうしても不正や不公平感、ミスの多さによる不安など、更に一方的な官尊
民卑の考え方などを改めないと難しくなります。
今後は高齢化が進む中では高齢者を置き去りにする行政サービスは意味を為
さなくなります。
そのためにも継ぎ接ぎのシステム化ではなく、最終形をまず示したトータル
設計を見直すくらいのことは考えざるを得ないのがカードから視えます。
あくまでもマイナンバーカードは手段であることを間違えないことが大事に
なります。