こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は歴史的な背景から東京メトロ(旧営団地下鉄)と都営の両方が存在
する東京の地下鉄が経営統合できるかを占ってみました。
私も東京に住んでいた時に両方の地下鉄を利用することがありましたが、
料金面での乗り換え時のデメリットなど、別経営体での地下鉄運営には疑
問もありました。
東京メトロ自体が元々は東京都と国鉄の経営によって運営されていた背景
もあって、東京都が独自に地下鉄運営を行うのは人口増によって建設を先
に進める事情などもありました。
ただ、時代を追って令和になる中では地下鉄建設費は高騰し、新規路線は
かなり深い所を走るためにより高騰化、更に東京メトロと都営の別経営体
による運営の不合理性なども目立っています。
様々なものが経営統合化したりしていく中で、財源はあるとはいえ東京都
にとっても今後は課題となります。
さて、経営統合によって合理化や利用者側へのメリット還元は実現性があ
るのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が今の東京の地下鉄の状況、真ん中が地下鉄を取り巻く環境、右側が
結果となります。
まず今の東京の地下鉄の状況ですが、ダイスは太陽を示しています。
太陽は男性や父性、権力やリーダー、自我や中心といった意味があり、最
も強力な力を持ち、問題は自身に直結した問題であることを表します。
東京自体はまだまだ大きな財源と力を誇っています。
そのため、東京メトロと地下鉄が共存し、それぞれの発展が見込めるだけ
のバックグラウンドがあります。
現時点では東京都が自発的に都営とメトロの統合化を目指すような動きは
なく、むしろこうした意見を退けるような状況であることを示します。
都営自体も決して良い状況とは言い難いところがありますが、東京のまだ
持っているポテンシャルは大きく、しばらくは今の権勢を誇った状況で続
けるだけの力を持っています。
次に地下鉄を取り巻く環境ですが、ダイスは双魚宮を示しています。
双魚宮は自由やボーダーレス、共感や流行、不明確といった意味があり、
創造力に富み、思いやりがあって幻想や芸術を好むとされます。
これでは意味がわからないかもしれません。
まだまだ、東京自体には日本中のお金や人を飲み込むだけの余力があり、
JRや他の私鉄も含めて更なる路線開発の意欲があることも示し、それだけ
の資金力や背景も強くあります。
ただ、これは今の話であって、いずれ日本の実態が縮小化していくところ
までは考えられていません。
従って、やがては限界に到達するとともに、抱えるすべての路線やそれを
当て込んで開発を行ったもの全てが大きな問題へと発展することになるこ
とを示しています。
良い時は今だけであり、いずれは東京にも大きな試練が来るということを
示しています。
次に結果ですが、ダイスは数字の10を示しています。
数字の10は場所や社会的な位置、信用やライフワークといった意味があり
、他者に示す行動や友人との関係などの友好性を示すとされます。
おそらくですが、東京都も国も、それぞれが明るい未来を想起した計画を
続けていくことに矛盾を感じ、いずれは東京メトロと都営の組み合わせに
限らず、関東の私鉄の組み合わせによる再編なども起こることを示してい
ます。
これにはJRも関係しており、様々な観点からの統合化が検討され、独自で
経営形態を維持できる企業が存在しないことを暗示しています。
利用者側からすれば統合によるメリットはありがたい話です。
ただ、統合は利用者目線ではなく、あくまでも鉄道を残し、維持するため
の互助関係の強化にあるのです。
従って、今後は経営母体や沿線状況の基盤が弱いところから少しずつ統合
の波が押し寄せ始め、様々な施策が打たれていくことになるでしょう。
既に鉄道の厳しい状況は地方だけの話ではなく、大きくなり過ぎた東京こ
そが本当に課題として明らかになっていきます。
まだ償却すら済んでいない路線なども数多くある中で、生き残りをかけた
厳しい動きが生じていきます。
かなり厳しい現実の前にどう答えを出すのか、問われることになります。