こんにちは南仙台の父です。
ふるさと納税も定着して多くの方が利用していると思います。
一方で制度上の問題もあって、過去には当該の自治体が国から是正指導を受
けるといったこともありました。
一定の住民税納税があれば利用できる制度ですが、人気の自治体に集中して
しまうことや肝心な地元自治体からの住民税の流出、特産がない自治体の悩
みなど様々な問題点もあります。
今後も少子化による人口消滅が進む中でふるさと納税制度は継続させること
ができるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、太陽のカードの逆位置が出ています。
太陽のカードの逆位置は過信や失敗、不運や不調、衰退や落胆といった意味
があります。
制度としては何らかのテコ入れがないと先々は厳しくなることを意味します。
また、自治体の人気投票的な側面もあるため、最初はあまり気に留めていな
かった自治体も負けまいとして様々な返礼品を工夫した面もあって、かなり
メジャーな存在にはなりました。
ただ、国が行き過ぎを是正することによって高額であったり、地域には関係
のない返礼品の禁止を示したこともあって、自治体によってはかなり苦戦す
るところも増えてきました。
一方で返礼品が特産品だった場合に気候の問題で十分な数を揃えられないと
いった問題も最近は出てきました。
本来は十分に馴染みのある自治体を支援する制度であったにも関わらず、返
礼品目当ての人気投票化した経緯もあって、制度自体を考え直す時期に入っ
ているのかもしれません。
返礼品にあり方も含めてさらに議論が必要になっていくでしょう。
次に環境条件ですが、教皇のカードの正位置が出ています。
教皇のカードの正位置は慈悲や連帯、協調や信頼、思いやりや法令といった
意味があります。
やはり本来のふるさと納税制度の趣旨に立ち返った制度に見直す必要がある
ということをカードが示しています。
国も自治体がフリーハンドでできる範囲もしっかり定める必要があり、解釈
によって色々な取りようがある制度の問題点は改善すべきでしょう。
まだまだ穴も多いので、そうした面は自治体や納税者に対して配慮すべきか
もしれません。
また、返礼品についても自治体を支援する立場にあるのか、自治体の産業を
支援する形にあるのか、単なる人気投票に留まらずに産業振興や産品の拡販
など、自治体全体に効果のあるやり方に軌道修正が必要になります。
自治体の中に工場があるからこの製品をというのも、その地方特産の工業製
品であればわかりますが、単にその企業の工場がそこにあって製品を返礼品
にするというのであればどうかと思います。
税金でなく本来は企業・個人の投資で購入してもらうことが筋である中でこ
うした経済にあまり貢献しない方法が果たして良いのかも議論が必要です。
すでに制度として定着した面もあるだけに、そろそろ何らかの見直しをかけ
ていき、何のための制度なのかをしっかり議論すべきでしょう。