こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
富士登山に対する安易な弾丸登山に対する批判もあり、インバウンドを含め
て登山者が殺到するなど多くの問題が指摘されています。
私も大学生の時に富士登山としましたが、事前に経験者からのブリーフィン
グを受けた上での対応でした。
登山中も多くの中高齢者が救助隊に抱えられて下山する姿を何度もみました
が、下山時も落石の危険など死が隣り合わせであることも認識しました。
規制が掛けられたことで多少の混雑は緩和されたようですが、後先を顧みな
い無理な富士登山は相変わらずのようです。
入山料なども対策としては効果も上がっているとはいえません。
更に富士登山に対する規制強化は強まるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、正義のカードの逆位置が出ています。
正義のカードの逆位置は不正や不公平、偏向や不安定。一方的や不誠実とい
った意味があります。
観光による経済効果が大きいことは否定ができません。
規制をかけることで観光客を失うことを懸念する声も地元を中心に多くあり
、そういった意味でも簡単に規制を行うことは難しいでしょう。
また、静岡側だけでなく、山梨側も含めて自治体の考え方なども異なり、歩
調を合わせて規制をかけることも難しい面があります。
また、規制を掛けても一定数の規制無視の行動はどうしても生じ、SNSでの
発信を目的とした規制破りの行為なども防ぐのは難しいでしょう。
また、富士山自体は天候が急変することもあり、安全面での不安は大きな要
素ともなります。
富士山は周辺も含めて気流が激しいこともあって、ヘリが近づきにくいだけ
でなく、ホバリングも安定しないため、簡単に救助要請することも難しいと
いう面もあります。
様々な課題を抱えながらも経済的な効果の前に手を抜本的に打てないという
形でしばらくは推移することになるでしょう。
次に環境条件ですが、女教皇のカードの逆位置が出ています。
女教皇のカードの逆位置は悲観や無気力、無神経や現実逃避、疑心暗鬼とい
った意味があります。
やはり一番のトリガーとなりそうなのが事故ではないかと思います。
過去にも砂走など下山時に落石に巻き込まれての死亡事故が相次いだ時期も
あります。
実際に登ったことがある人ならわかると思いますが、下山道からは大きな岩
の塊があちこちに見えているのが実態です。
過去もこうした何トンもあるような岩が猛スピードで斜面を落下して多くの
登山者の命を奪っています。
最近は大きな事故は聞かれなくなっていますが、そろそろこういった問題に
も目を向けた方が良いでしょう。
ちょっとしたバランスで落石が発生し、一度発生すれば簡単に逃げることは
できません。
下山道は足下を火山灰で塞がれるので、簡単に身動きできずに回避行動が遅
れるリスクが高くなります。
ガスがかかれば視界も悪くなり、そういった状況下では更に安全確保は困難
になります。
残念なことに対策は取れず、オーバーツーリズムで身動きできない下山者に
ひとたびこのような事態が起きれば大きな参事となります。
事故対策が取れない中では人数制限くらいが関の山です。
おそらく今後、そんなに遠くない時期にこうした事故が発生する危険性をは
らんでいます。
登山のリスクを熟知した人でも危険なだけに、外国人や高齢者なども多く含
む登山・下山は相当な危険であることを認識した方が良いでしょう。
こうした悲劇を生む前に経済優先ではない、安全面の配慮も考えた方がよい
と思います。