「バスク豚のパテ」 パテ・ムース系缶詰
知り合いに頂いたバスク豚と鶏レバーのパテです。
バスク豚とはフランスの銘柄豚でして、謂わば豚界の松坂牛みたいなもんです。
バスク地方はスペインとフランスにまたがっている山岳地方だそうで、そのフランス側で養豚されているそうです。
この豚、絶滅寸前となったのですが、フランス人のムッシュ・ピエール・オテイザという方が絶滅の危機から救い出し繁殖に成功した豚さんです。
そして今ではスペインのイベリコ豚と並び称される、非常に高級な豚様に生まれ変わったわけです。トレヴィアン
なんて書いてあるのか判りません。
原材料なのでしょうが・・・バスク豚と・・鶏レバーと・・
フランス語の判る方、若しくは日本語の判るフランスの方、若しくは日本に住んでいるコンゴやアルジェリアやベトナムの方・・・日本語に訳してくれませんか?
多分、これが書いてあるのでしょうが・・・食肉缶詰という表記が素敵ですネ
で、缶自体の表記は、大変お洒落な表記であります。
缶詰の愉しみには、缶のデザインと言うのも大事な要素です。
今は気軽に海外に遊びに行ける時代になりましたが、私が子供の頃はとてもじゃないけれど海外になんか行けず、親戚の叔父さんが米国出張なんかになりますと、親戚一同で羽田空港まで見送りに行ったものでした。
で、当時は空港の屋上から、出発するために飛行機まで歩いて行く乗客に手を振ることができました。
「三等重役」とかクレイジーキャッツなんかの古い映画を観ると、芸者さんたちが出発する主人公に手を振る場面なんかありますよね、本当にあんなカンジでした
又、話が横路に・・・・
そんな訳で私が子供の頃は、外国を手にしたり、香りを嗅いだり、食べたり、感じて想いを巡らすことができるのが缶詰でありました。
ですからその国のお国柄を感じる缶詰のデザインには、大変興味深いものがあったワケであります。
この缶・・・・渋くて欧州の高級食材という感じがヒシヒシと伝わってきます。
缶詰のオリエント急行みたいですねェ、トレヴィアン。
では開缶・・・高級缶詰は「パッカン式エージーオープン蓋」なんかは採用しませんのですよ、モナミ
伝統ある「缶切りキコキコオープン式」なのですよ・・・・キコキコ・・・
さて缶を開けますと、黄色い脂に驚きます。
この豚脂が黄色いのはバスク豚の特徴でありまして、羽洲狗豚物語の『黄脂豚一門にあらざらむ豚は、皆豚非豚なるべし』のくだりを格言のようにして今に伝わるものが有名な「黄色にあらずんば豚にあらず」であります・・・・ウソです
さてさて次は香りです。
普通のレバーペーストに似ているのかナ?・・と、考えている人、大分違います。
この缶詰にもチキンレバー(多分高級鶏なんだろうナ)は入っていますが、チキンレバーの香りは嗅いだだけではしません。
香りはなんと表現しましょうか、「熟成」と言う感じがいたします。
これは味つけにコニャックを使っているからだと思いますが、日本人には馴染みの無い香りであります。多分こういうのがフランスの香りなんではないでしょうか?
・・・只今テレビの真夜中の映画劇場で「フランティック」を見ながら書いているのですが、この映画は実にフランスを感じさせてくれる映画であります。
このバスク豚のパテの香りもこのような感じ・・・だと言っても判らないですよね
で、ついでですが、ハリソン・フォードのフランティック・・・ちょっと古い映画ですが、お勧めです。
また話が横に逸れました・・・・・
では食べてみましょう。
当然フランスパンに載せて食べます。ペーストよりも少し粗い食感ですネ。
口に入れると・・・・・香辛料が入っていない?素材の味がストレートに来るのですが、それぞれの材料がなんだかバラバラとして、統一性の無い味と言う気がします・・・しかし、美味しい。
この辺が日本とフランスの料理の違いなのでしょうか?味の調和の作り方に彼我の違いがあるような気がします。
この味はなんに似ているのでしょうか?ポークパテの味としか説明しようが無いカナ?
レーバーペーストのような味もしますが、それは微かです。レバーの鉄っぽい味がするのですが、それよりもブランデーの香り自体が味みたいな感じですね。
やはりポークパテの味と言うしかないのカナ?
で、パンを良く見ていただきたいのですが、パンに黄色くなっている部分があります。
これがバスク豚のラードです。この脂が変わっています。
この脂は熔解温度が低いのか、すぐに溶け出しました。
で、この豚脂が味の大部分を占めているようです。ブランデーや野菜を加えたこの豚脂は、なにやら熟成!と、言う味がします。本物のサラミソーセージ(100g800エンくらいするヤツですネ!)みたいな、パルマやセラーノみたいな熟成生ハムのような香りと味がします。
ま、脂ですからちょっとクドイのでありますが、赤ワインを抜いて一緒に食べますと・・・・・・コニャックの香りとワインが合うのか、凄く美味しいです。
妻は最初一口食べたときは余り口に合わないようだったのですが、ワインと一緒に食べたら俄然美味しく感じてきたようです。
ま、このパテと言うのは前菜や肴みたいな扱いでしょうから、これでいいのかな?
缶の底に残った黄色くて美味しい脂・・・・・・冷蔵庫に入れてあっても余り硬くなりません。
さ、この脂をどうしよう・・・・捨てるのも勿体無いし、パンに塗って食べるのは・・・キツイなァ・・・あとでピラフでも作ろうかな?
一缶1600円のバスク豚のパテ。高いか安いか・・・・・人によりますが、彼女と二人で紅葉を見に行くときにパンと一緒に持っていって食べたりするなら・・・損ではないと思いますよ。
・・・・・しかし、バスク豚は、絶滅を回避してもらっても結局食べられちゃうワケでありまして・・・昔観たテレビシリーズのVを思い出してしまいました
バスク豚とはフランスの銘柄豚でして、謂わば豚界の松坂牛みたいなもんです。
バスク地方はスペインとフランスにまたがっている山岳地方だそうで、そのフランス側で養豚されているそうです。
この豚、絶滅寸前となったのですが、フランス人のムッシュ・ピエール・オテイザという方が絶滅の危機から救い出し繁殖に成功した豚さんです。
そして今ではスペインのイベリコ豚と並び称される、非常に高級な豚様に生まれ変わったわけです。トレヴィアン
なんて書いてあるのか判りません。
原材料なのでしょうが・・・バスク豚と・・鶏レバーと・・
フランス語の判る方、若しくは日本語の判るフランスの方、若しくは日本に住んでいるコンゴやアルジェリアやベトナムの方・・・日本語に訳してくれませんか?
多分、これが書いてあるのでしょうが・・・食肉缶詰という表記が素敵ですネ
で、缶自体の表記は、大変お洒落な表記であります。
缶詰の愉しみには、缶のデザインと言うのも大事な要素です。
今は気軽に海外に遊びに行ける時代になりましたが、私が子供の頃はとてもじゃないけれど海外になんか行けず、親戚の叔父さんが米国出張なんかになりますと、親戚一同で羽田空港まで見送りに行ったものでした。
で、当時は空港の屋上から、出発するために飛行機まで歩いて行く乗客に手を振ることができました。
「三等重役」とかクレイジーキャッツなんかの古い映画を観ると、芸者さんたちが出発する主人公に手を振る場面なんかありますよね、本当にあんなカンジでした
又、話が横路に・・・・
そんな訳で私が子供の頃は、外国を手にしたり、香りを嗅いだり、食べたり、感じて想いを巡らすことができるのが缶詰でありました。
ですからその国のお国柄を感じる缶詰のデザインには、大変興味深いものがあったワケであります。
この缶・・・・渋くて欧州の高級食材という感じがヒシヒシと伝わってきます。
缶詰のオリエント急行みたいですねェ、トレヴィアン。
では開缶・・・高級缶詰は「パッカン式エージーオープン蓋」なんかは採用しませんのですよ、モナミ
伝統ある「缶切りキコキコオープン式」なのですよ・・・・キコキコ・・・
さて缶を開けますと、黄色い脂に驚きます。
この豚脂が黄色いのはバスク豚の特徴でありまして、羽洲狗豚物語の『黄脂豚一門にあらざらむ豚は、皆豚非豚なるべし』のくだりを格言のようにして今に伝わるものが有名な「黄色にあらずんば豚にあらず」であります・・・・ウソです
さてさて次は香りです。
普通のレバーペーストに似ているのかナ?・・と、考えている人、大分違います。
この缶詰にもチキンレバー(多分高級鶏なんだろうナ)は入っていますが、チキンレバーの香りは嗅いだだけではしません。
香りはなんと表現しましょうか、「熟成」と言う感じがいたします。
これは味つけにコニャックを使っているからだと思いますが、日本人には馴染みの無い香りであります。多分こういうのがフランスの香りなんではないでしょうか?
・・・只今テレビの真夜中の映画劇場で「フランティック」を見ながら書いているのですが、この映画は実にフランスを感じさせてくれる映画であります。
このバスク豚のパテの香りもこのような感じ・・・だと言っても判らないですよね
で、ついでですが、ハリソン・フォードのフランティック・・・ちょっと古い映画ですが、お勧めです。
また話が横に逸れました・・・・・
では食べてみましょう。
当然フランスパンに載せて食べます。ペーストよりも少し粗い食感ですネ。
口に入れると・・・・・香辛料が入っていない?素材の味がストレートに来るのですが、それぞれの材料がなんだかバラバラとして、統一性の無い味と言う気がします・・・しかし、美味しい。
この辺が日本とフランスの料理の違いなのでしょうか?味の調和の作り方に彼我の違いがあるような気がします。
この味はなんに似ているのでしょうか?ポークパテの味としか説明しようが無いカナ?
レーバーペーストのような味もしますが、それは微かです。レバーの鉄っぽい味がするのですが、それよりもブランデーの香り自体が味みたいな感じですね。
やはりポークパテの味と言うしかないのカナ?
で、パンを良く見ていただきたいのですが、パンに黄色くなっている部分があります。
これがバスク豚のラードです。この脂が変わっています。
この脂は熔解温度が低いのか、すぐに溶け出しました。
で、この豚脂が味の大部分を占めているようです。ブランデーや野菜を加えたこの豚脂は、なにやら熟成!と、言う味がします。本物のサラミソーセージ(100g800エンくらいするヤツですネ!)みたいな、パルマやセラーノみたいな熟成生ハムのような香りと味がします。
ま、脂ですからちょっとクドイのでありますが、赤ワインを抜いて一緒に食べますと・・・・・・コニャックの香りとワインが合うのか、凄く美味しいです。
妻は最初一口食べたときは余り口に合わないようだったのですが、ワインと一緒に食べたら俄然美味しく感じてきたようです。
ま、このパテと言うのは前菜や肴みたいな扱いでしょうから、これでいいのかな?
缶の底に残った黄色くて美味しい脂・・・・・・冷蔵庫に入れてあっても余り硬くなりません。
さ、この脂をどうしよう・・・・捨てるのも勿体無いし、パンに塗って食べるのは・・・キツイなァ・・・あとでピラフでも作ろうかな?
一缶1600円のバスク豚のパテ。高いか安いか・・・・・人によりますが、彼女と二人で紅葉を見に行くときにパンと一緒に持っていって食べたりするなら・・・損ではないと思いますよ。
・・・・・しかし、バスク豚は、絶滅を回避してもらっても結局食べられちゃうワケでありまして・・・昔観たテレビシリーズのVを思い出してしまいました
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