妻は、指定難病に罹患し、今は施設で過ごしている。
毎週、火曜日と木曜日は、歩行リハビリをしている。理学療法士さんが、支えてくれる。
歩行と言っても、歩行すると言うよりは、身体を垂直に出来るだけと言った方がいいのかもしれないが、本人にとっては、頑張っている時間になる。
歩行中に通りかかるナースステーションでは、毎回応援メッセージを描いてくれている。
今回は、「ビリーブ イン ユーアーセルフ 自分を信じて」だった。
お返しのメッセージは、「明るい笑顔の声が聞こえてうれしい」。妻からのメッセージだ。
実は今日、この歩行リハビリ中、他の入所者から、始めて応援をしてもらった。「がんばってね」と。妻のいるフロアには、自分で移動できる人は少ない。だから、顔を合わすことさえないのだが、今日は初めて、ガンバレと声をかけてもらった。
すかさず理学療法士さんは、声のする方向に妻の顔を向けて、手を振るようにしてくれた。
みんな素敵だね。