宝泉寺 ブログ

新本堂の見どころ 「縄だるみ曲線」

彼岸会の頃には、足場が外されていて、外観が分かるようになってるはずです。さて、新本堂の見どころとしての3回目も、屋根のネタです。
 宝泉寺の新本堂に限らず、本堂の屋根は、一般家屋にみられる直線的な形ではなくて、上部に行くほどそそりたつような形になっています。まるで、縄をたるませたような曲線になっていますから「縄だるみ曲線」と言います。
 この曲線は、数学的には「サイクロイド曲線」ににているとよく言われます。「サイクロイド曲線」とは、私には数学的能力がないので、うまく説明が出来ないのですけれど、理論上物体がもっとも早く滑り落ちる曲線らしい。試しに、似たような線を描いてみました。
 滑り台で考えると、直線のものよりも、この曲線の方が早く滑り落ちるのは、よくわかります。雨が降ったときに、雨水が早く落ちるようになる形になっているわけです。ネットには、この実験映像を紹介しているところもあるので、見ていただくと面白いですよ。


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