３月２５日から１１日間、総本山永観堂禅林寺にて、僧侶になるためには、必ず受けなければならない「法脈相承」が始まりました。
私は１９歳の時に、これを致しましたが、当時は、いったいどういう意味があるのかさえもわからないままでした。
でも、今になると、宗教的には、かなり重要な儀式であることがわかります。
この期間中は、俗世間とは縁を絶ちます。新聞テレビはもちろんのことスマホの持ち込みも出来ませんし、外部者とは会うことさえも許されません。親が亡くなっても、葬儀にも行けません。
ただただ念仏の教えを求めるだけの生活になります。
世間と縁を切るというのは、今から思うと、貴重な時間になります。世間の雑事から解放されることは、滅多にない機会です。
行人が無事に満行することを祈念しております。
