明日の三回忌を勤める方からの依頼は、「戒尺」を使って読経をして欲しいというもの。
以前の法事では、戒尺を使用していたが、最近は止めている。
幾つかの理由があるのだが
1:空間の狭い家庭では、音が響きすぎること
2:戒尺を使う法事は、海部津島地方では、昔は行われてきたが、他の地域では使用されることが少ない
3:本山での法要では、木魚を使うのが基本になっている
4:長い経典を早めに読むにはいいのだが、1時間以上もかかることを望まない方が多くなった。海部津島地方では、長い読経が有り難いと思われてきた。
昔の習慣に慣れている方には、戒尺がないと物足りなくて法事に思えないのだろう。明日は、久しぶりに戒尺を使っての読経になる。