宝泉寺 ブログ

私の今後

宗門の僧侶育成機関である「宗学院」の講義は、散善義という講義を担当している。中国の善導大師の著書をテーマに話している。
これは、今年から。それまでは、1年生・2年生の講義を担当していたのだが、今年からは最終学年である3年生「散善義」を担当している。
3年生だから、寺院に戻っていく院生もあるので、講義では、偉そうにも僧侶の生き方についても、触れている。そして触れるのは、これで上手く行きました!ということよりも、これで失敗しました反省していますという話だ。
人に反感を買った話は、成功でも失敗でもないので平気だ。だが、より辛く苦しくさせてしまったとか、寄り添っているつもりだったのに独りよがりだったこととか、相手のことを思って話したはずが、見当違いであったこととか。

坊さんの中には、オレはエライ!、オレは立派だ!、オレは何でも知っている!と思い間違いをしている人がいる。そんな僧侶を何人も知っている。
私の言っていることは正しい・・・自分の言っていることが正しいと思った時点で間違っている。私の言っていることは普通だ・・・普通という常識は、まったく当てにはならない。
そういう坊さんと同類になりたくないので、住職引退後、僧侶を辞して還俗していくこともアリかなぁと考えている。
ただし、松原泰道師や中西玄禮師岸野亮淳師などなど、尊敬したいすごいお坊さんもいるので、離れるのか続けるのか思案中だ。

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