お姉ちゃん、卒業おめでとう。

きょうは、上の娘の小学校の卒業式です。
本当に感動しました。

　お姉ちゃんへ、卒業おめでとう。
君も、とうとう４月から、中学生になるのですね。
お父さんも、お母さんも、君の成長に一緒に立ち会えて、本当に幸せです。
君が、この世に生まれて来てくれた、あの日から、はや１２年経ちました。目が見えない私に、この子の父親として、しっかり育てられるか、とても不安でしたが。
いつも心に、目は見えなくても、何とかなる、大丈夫と自ら言い聞かせて来ました。
本当に、山あり谷ありでしたが、楽しかったです。
私を、はじめてお父さんにしてくれた君に感謝の気持ちでいっぱいです。
卒業生を代表して、ピアノを弾きましたね。君が一生懸命に弾いた曲、またあう日まで　さようなら、本当に素敵でした。６年生全員が君のピアノの音色に合わせて合唱しているのです。目の見えない私にも、みんなの真心が伝わって来ました。本当にありがとう、そして卒業生みんなに、卒業おめでとうと心からエールをおくりました。　

　最後に、お父さんも、お母さんも、妹も、いつまでも君の事、応援しているからね。
天国にいるおじいちゃん、おばあちゃん、お父さんとお母さんを出会わせてくれた亡き盲導犬フラッシュも、君の卒業を、きっと笑顔で喜んでくれていると思います。
　お姉ちゃん、二度と無い人生、君の人生の花を咲かせてくださいね。念ずれば花は開きます、お父さんも、君と出会えて、本当に幸せです。心から、ありがとう。