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国際ジャーナルと現代画報の特集記事 8月の忘れてはならない日

2010-08-07 22:30:11 | 日記
8月に入り、暑い日が続いています。
夏休みを過ごしている子供さんは体調を崩さず過ごしているでしょうか。
毎日暑いので「宿題するの、イヤになってきた~」と言っている子供さんも
いるかもしれませんね。

さて、8月は3つの「忘れてはならない日」があります。
8月6日の「広島原爆記念日」、8月9日の「長崎原爆記念日」、そして8月15日の
「終戦記念日」です。
新しい歴史がどれだけ作られようとも、この3つの日だけは絶対に忘れてはいけません。

私は、そう思っています。

私は毎年8月になると、子供の頃に祖母に「戦争」の話を聞いたことを思い出します。


それは、私が小学校高学年だったと思うのですが、夏休みの宿題で「自分のおじいちゃんか
おばあちゃんに戦争の体験談を聞いて感想文を書く」というのがありました。
B4用紙に3枚くらい、話の内容と自分の感想を書く宿題だったのです。
最初は「3枚も書けるわけがない」と思って、どのように字を埋めようかと考えました。

ましてや夏休みの宿題ですので、かなりうんざりしていたのを覚えています。

8月のある日、祖母に「戦争ってどうだった?」と聞いたんです。
私も子供でしたから、このような聞き方しかできなかったんです。でも、祖母は笑いながら
「おばあちゃんは、田舎の山奥にいて運良く助かった」から始まりました。

でも、やはり空襲はくるわけです。自分の目の前で仲良くしていた友達が死んでしまったり、
生まれてまもない赤ちゃんが病気で死んでしまったり、なんの罪もない人があっという間に
死んでいくんだ・・・と話をしてくれました。
「さっきまで笑顔で祖母に話してくれた人も、次の瞬間には死んだんだ・・・」と言っていました。
「おばあちゃんは、もう二度とあんな思いはしたくないよ。絶対にしたくない」と強い口調で
話していました。

「あと、食べ物が困ったなあ。食べるものが全然なくて・・・」とも言っていました。

「ほんの少しの芋を家族で分けて食べて過ごしたかなあ。でも、おばあちゃんは子供だったから
すぐにお腹が空いて、よく泣いたものよ。どれだけ泣いても食べるものがなくて、つらかったよ」
と話しました。

話をしてくれた祖母は、8年程前に亡くなりました。

私は「戦争」を経験していません。これからの時代、私と同じように戦争を経験していない人のほうが
多いくらいになるでしょう。それでも「平和」を守っていくには、どうしたらいいでしょうか。
私が思うには、今の時代、テレビで「戦争」のことが流れます。新聞、雑誌でも取り上げられるでしょう。
そういうのを見てでもいいと思うんです。また、機会があって私と同じように自分のおじいちゃん、
おばあちゃんから聞いた戦争の話でもいいと思います。
「戦争というのは、やってはいけないことである」ということを自分の子供の世代、孫の世代に語りついで
いくことではないでしょうか。

今、とても「平和」な日本だと思います。便利なものが売っていて、食べ物も数多く売られています。
お金があれば近くのスーパーへ行って買うことができます。
でも、過去に日本でどのような事が起きたのか、決して忘れてはいけないと思います。


戦争で人は死んではいけません。人を死なせてはいけません。人を悲しませてはいけません。
とても残酷なものなんです。



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