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清原容疑者に“拾う神”あり あの“炎の行者”が支援の意向

2016年02月21日 08時33分45秒 | Twitter
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支援に名乗りを上げた池口恵観氏は弟子の苦境を救えるか(夕刊フジ)

 【堕ちた薬物番長】覚醒剤所持容疑に続き、使用でも逮捕間近の元プロ野球選手、清原和博容疑者(48)。球界追放の話も出るなか、捨てる神あれば拾う神あり。あの“炎の行者”が夕刊フジに、「迎えに行こうと思っている」と手を差し伸べる意向を示したほか、複数の関係者が復帰を手助けするため支援に名乗りを上げている。堕ちたヒーローは、この奈落から這い上がり、人生を再スタートできるか。球界に泥を塗りファンを裏切ったいま、二度の裏切りは許されない。

 「清原君がまともになる道は“行”しかない。いつでも受け入れる準備はできている」

 こう力を込めるのは、高野山別格本山清浄心院(和歌山)の住職、池口恵観(えかん)氏(79)。

 2013年3月、朝鮮総連本部ビル(東京)の売却問題で、鹿児島市の最福寺が一時、ビルを落札して話題を集めたことがあったが、その法主として注目された人物でもある。

 燃え上がる炎の前で不動真言を唱える「護摩行」などの修行を行うことで知られ、現役時代の阪神・金本知憲監督(47)や、広島の新井貴浩内野手(39)らがオフシーズンに参加。清原容疑者も1999年12月、寺の門を叩いた。

 「清原君は5日間、よくがんばった。毎日、灼熱地獄といわれる護摩の炎に2時間、真言を唱え、朝から寺の掃除をしたり、寝るまで修行の毎日だった」(池口氏)

 清原容疑者をめぐっては、現役時代から覚醒剤を使用していたとの疑惑も出ている。

 だが、池口氏は「うちに来たときはやっていなかった。クスリを使っている人は体から出てくる気が違う。彼が発する気は正常な人が発するそれだった」と断言する。

 ここ10年ほどは連絡を取っていなかったというが、かつての“弟子”の転落に心を痛めている。

 「いくら昔であっても、一度弟子になった者は一生弟子として見守る。『お不動様と一緒に大きなパワーを用意しているよ』と伝えてほしい」

 今後、依頼があれば身元引受人になる意向を示し、夕刊フジに「接見できるようになったら行こうと思っている。行って話をして帰ってきなさいと伝えようと思っている」と語った。

 捜査関係者によると、清原容疑者は警視庁の取り調べのなかで、突然号泣するなど精神的に不安定な状態にあるという。逮捕から2週間以上が経過し、地獄のような禁断症状に襲われている恐れがある。

 「覚醒剤が切れると離脱症状として猛烈な眠気と倦怠感、吐き気が襲ってくる。虫が体の中をはい回るなどの幻覚や幻聴に襲われ、血が出るまで体をかきむしる中毒患者もいる」(薬物犯罪に詳しい捜査関係者)

裁判で有罪になっても、初犯のために執行猶予が付く公算が大きく、それがかえって更正への道を険しくする恐れもある。警察庁によれば、2014年に検挙された覚醒剤での逮捕者の再犯率は64・5%で、このうち清原容疑者と同じ「40~49歳」の逮捕者は71・2%に達する。

 「乱用者は『覚醒剤を打ちながらの性行為の快楽は、この世のものとは思えないものだ』と一様に言う。クスリが切れた時の辛さと快楽のギャップが更生を難しくしている」(先の捜査関係者)

 14年9月に覚せい剤取締法違反の罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた歌手のASKA(57)は釈放後、千葉市内の病院に入院し、隔離病棟で薬物依存から回復するための更生プログラムを受けた。清原容疑者もこうした専門の施設に入ってリハビリに取り組む選択肢もある。

 清原容疑者に近い関係者は「すでに球界の重鎮OBや友人ら複数が、清原容疑者の釈放後を支援したいと名乗りを上げている。特に友人らが懸念しているのが彼の精神面で、逮捕された後は自殺しかねないほどの落ち込みようのことから、交際する二回り年下の恋人の協力を得て、メンタル面のサポートをしていきたいという話だ」と明かす。

 番長よ、男泣きは彼らのために取っておけ。