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穂高順也の絵本寺子屋 ~絵本の作り方~

絵本作家・穂高順也のイベントご案内&さいたま情報

9月のこども絵本ワークの最終日

2015-09-16 10:49:04 | 絵本ワークショップ@てらこや
さいたま市のコミュニティ「てらこやラボ新都心」で行われる
穂高順也とこども達で作る絵本ワークショップ、
9月の最終日が昨日行われました。



前回描いた絵をもとに
色についてのイメージをふくらませました。
「赤って言ったらどんな感じがする?」と聞いて、
「太陽!」「あかるい!」など
それぞれ自分たちの感じた言葉を伝え合いました。
オレンジ、青、黒など聞いた後、
今度は、前回描いた絵をいろいろな形に切り取って
おいたので、そこから色探し。

子ども達は、テーブルに並べられた色々な
色の中から、気になる色をいっぱい集めました。

その色と形を見ながら、これは何に見えるかな?
と、さらに想像の世界をふくらませました。

穂高順也のこんな場面も!


こんなふうに楽しくワークショップは進んで行きます。
男の子の思いもよらぬ展開に興味津々。
大人からの問いかけから、さらにさらに話しがふくらんでいきました。


全部お話ができたあとに表紙を描きました。
こんな感じ。


あれあれ?ちょっとどこかで、見たイメージ?


でも、先っちょにドーナッツがのっかって
その子らしい形が表現されています。

前回の大きな画面に、
のびのびと描かれた色や形からイメージして、
いろいろなお話が紡がれました。
今回はコラージュだったので
いつもの絵の雰囲気とはまた違った絵が
できあがり、おもしろかったです。

自分の心の中で感じた物を
形にしてみんなにつたえるには、
ことばや絵がわかりやすいですね。
子ども達のコミュニケーションの力が
育まれるよう、絵本ワークショプを作って行きたいと
思っています。

10月は、穂高順也の絵本をもとに
ワークショップを行います。
詳細はもう少しお待ちください。

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(kuma56記)

これまでのワークショップ

2015-09-11 17:13:56 | 絵本ワークショップ@てらこや
これまでてらこやラボ新都心で行ってきた
絵本ワークショップをご紹介します。

5月は穂高順也の『どろぼうだっそうだいさくせん』の
読み聞かせをした後、
どろぼうの顔を描いてどろぼうごっこが始まりました!


でも、女の子たちはどろぼうを描くことにちょっと抵抗が
あったようで、何を描くのかな~と思ったら
「いいこと思いついた!」と、夜と朝の絵を描いて
どろぼうは夜動けるけど、朝は動けないんだよ、と
私は朝や夜が来た事をを伝える水の精だよ、
とお話してくれました。

5月のテーマは
「ことばの持つイメージを自由に表現してみる」
でしたが、「どろぼう」ということばから
子どもたちは、そんなふうに夜と朝とか
お宝の宝石とか、どろぼうの顔とか、思い思いの
イメージを描いていました。
どろぼうの顔を描くくらいかな、と思っていたのに、
子どもたちの想像力の逞しさにびっくりしました。

自由に発想し、それを文字や形にしてみんなと共有できるよう
表現することを、ここでは大事にしています。
それぞれの表現した形を、みんなでおもしろがって
一緒に楽しむうちに、自分に自信が持てたり
相手の良さに気付いて大切な存在と思えたり
そんな時間を過ごしています。


てらこやラボ新都心のこども達の絵本ワークショップのイベントについては
こちらをご覧ください。10月以降も行って行きます。
https://www.facebook.com/events/414239642093196/



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(kuma56記)

自分で作った色がひろがる

2015-09-10 09:14:17 | 絵本ワークショップ@てらこや
今週火曜日、てらこやラボ新都心で行われた
穂高順也とこども達の絵本ワークショップのイベントでは、
『あおくんときいろちゃん』の絵本の読み聞かせの後、

絵の具で自分の色を作る遊びをしました。

大きな模造紙の上に、みんなで絵を描きました。

「青と黄色をまぜてみよう」とやってみると

「みどりになった~」と自分で色を作ることが
できた喜びの声が!
くるくる筆を回して、自分の色を作る子もいたり、

だんだん混ぜすぎて「へんな色になった~」と言う子も。




そのうち、それぞれ描いていたのに、
ビームがのびていき、
絵がつながって
、盾や槍を持ってそれを防ぐ~という絵も出てきて

ストーリーが生まれてきました。

おもしろい~。


そこから、一人ひとりの模造紙をもらって
大きな絵を描きました。

器の中の絵の具の白が、
筆についた他の色と混じって

ほんの少し別のいろになったのをみて

「はだいろだ~」と人間を描いていた子。

他の子から見たら、自分の想っている肌色とは違うので

???という感じでしたが、

その子にとってはそれは肌色なのです。

ほんの少しの変化も見逃さず、

心を動かし、
そこから発想して絵を描いていく。
この、「何かの変化をおもしろがって次につなげていく」
という経験が、こどもの心を豊かにしていく、
いろいろな思考をする土台を豊かにしていくと思います。

その子は色を作ることは、絵の具だけにとどまらず、

ワークが終わってお片づけもすんだあとも

黒板に色々な色を混ぜ合わせる姿が印象的でした。
色の世界が、自分の世界にどんどんひろがってきたのでしょうね。



来週は、この日描きながら思ったことや

絵を見て思ったことなどの、

言葉をつなげてお話を作って行きます。

てらこやラボ新都心のこども達の絵本ワークショップのイベントについては
こちらをご覧ください。9月以降も行って行きます。
https://www.facebook.com/events/414239642093196/



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