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採用試験の倍率が担保する教育の質ってありますよね絶対に。

2020年07月11日 | 日記
久しぶりの何もない土曜日です。
学校は4月5月6月にできなかった行事や調査や授業や課外や模試や新入試対応が詰め込まれ、忙しい毎日でした。
そして昨日まで三者懇談で、なんとか終了。ここにきてようやく一区切り。
部活も始まったのですが、来週は定期テストなので、今日はお休みなのです。
ふぅー。
あ、定期テスト作らなきゃ!!


ところで、明日は教員採用試験らしいです。
受験する人の中には、私の知り合いや教え子たちもいるはずです。
みんな自分の持っている力を出し切れますように!!悔いのないように!!願っていますよ!!


私が受けたのはもうかれこれ12年前。
採用試験を受けたときの自分はギラギラしてたなー!あの時は若かったなー!
とか振り返りながら懐かしくなって、
久しぶりに採用試験のページを除いてみました。


我が県の今年の採用倍率は・・・
小学校1.9倍、中学校4.8倍、高校9.0倍。
え??ちょっと待って!小学校1.9倍??
それは・・・思っていたよりだいぶ低い。ちなみに昨年も小学校は2.0倍でした・・・
うーん、小学校の倍率が全国的に低くなっているとは聞いていましたが、まさかうちの県もここまで低いとは・・・


ただ、小学校の倍率が低いのには理由もあって、
中学校や高校の免許が教育学部以外でも取得できる(私も理工学部出身です)のに対し、
小学校の教員免許を取得するためには、教育学部に行かなければなりません。
だから、大学に進学する際、「小学校の先生になるんだ!」って決心をした人たちしか免許を持ってない。
という事情はあるのですが・・・
それにしても、2倍を切るとは・・・。


折しも教育の質が叫ばれはじめており、
そろそろ教員採用のシステムを考えなおす時期なのかもしれませんね。
小学校はもちろん、中学校、高校に関しても。


というのも実際、中学や高校の採用試験の倍率は高いですが、
不合格だった人たちはどうするかというと、
期間採用、産休代替、非常勤講師などとして、やはり学校に勤める訳です。教員として。
そして現場で教育に携わりながら、次の年の採用試験に備えています。
私の友人でも毎年、採用試験を受け続けている教員がいます。


そして教育現場では年度当初、その期間採用教員や非常勤講師を探すのにけっこう苦労しているのです。
やばいやばい、誰かいないかなー??と。
高校なんて9倍以上の倍率で、9人に8人は合格していないというのに。
裏を返すと実感としては、採用試験で合格していない人たちも、ほぼみんな教育現場にいるという状態。
子どもを預ける場として、改善が望まれますよね。


教員はブラックだという認識が当たり前になり、志望者が減っているのは否定できないでしょう。
採用試験の倍率がすべてではないですが、長い目、広い目で見た時、倍率が上がることは教育の質の担保に繋がります。


やはり「教員という働き方の魅力向上」がいちばんなのでしょうか。
教員、やり甲斐は間違いなくあります。
ただ、一昔前よりも、教員として働く覚悟がものすごく求められている。そんな気がします。


生徒と懇談していても「先生になりたい」という者は一定数いるんです。
ですが現実的に考えた時、いざ就職どうする?となったとき、「教員」に対して尻込みする要素があることも事実。
その尻込みを、後押しが上回らなければ。


うーん、皆さんはどう思いますか??


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