つい先日 言いたくはなかったがどうしても告げねばならず
じつはわたしはこれこれこういうやまいです
といったところ
びょうきだ びょうきだといっていると ほんとうにびょうきになる
よのなかには くるしいやまいでこまっているひとがいるのに
電話の向こう 受話器から ”フン” 鼻息が漏れ聴こえる
ばかばかしい そんなくだらないこと そういう意味の”フン”だろう
くるしいやまいでこまっているひとがいるのに
相手は励ましているつもりだろう
強迫性障害など 障害ではない 身体はどこも悪くないくせに
甘えるな そうもいいたいのだろう
甘えていません
強迫観念から逃げたくても逃げられない
この恐怖を困り事といっているのに やっぱりね
理解してもらえないだろうと 予測はしていたけど
言いたくなかった いままで知られないよう ひた隠しにしていたのだから
強迫観念 強迫行為 見られないよう 努力していたのだから
でも言わずにおれなくなって 言いにくそうに告げた結果
”フン”
漏れた鼻息 人はこうも簡単に人を落胆させられるのか
分かってもらえないとわかっていても 心が折れた
苦しみを理解してもらえないことの悲しみ わかってもらえない
罹ったことのない人には理解できないのだ それはわかっている
相手が理解できないことを私は理解するしかないのだ
======================================
こういう出来事があると 考える
自分ももしや 知らぬうちに人を傷つけてやしないかと
無意識で鼻息漏らしてないだろうかと
しばらく頭の中から”フン”が消えなかった
周りには優しい人がいっぱいいる
でもその人たちも 本当はフン仲間でないだろうか
柔らかい笑み 笑顔がプラスチックのお面にみえる
わたし こんなふうではいけない ネガティブ思考よくない
私たちみたいな病気は 病気だと思い込むから病気になる
そう思う人はそう思えばいい 私とは違う
私は病気から逃げて 自分は違うと思いたかった
でも強迫性障害だと認知してよかったのは
治そう 治りたい 毎日頑張ろう 前向きになれた
病気になりたくてなっていない それを理解してもらえなくても仕方がない
理解してもらえないことを理解しよう 仕方がないのだ 人と自分は違うのだ
びょうきだ びょうきだといっていると ほんとうにびょうきになる
忘れようと思ってもこだまが頭にこびりついている
普通ならこういうのは反芻思考になってしまうのだろう ところが
もしかして わたし びょうきでないのに びょうきとおもいたいだけ?
強迫性障害を認知したはずが 相反する言葉が新たに浮かんできた
人間の脳は不思議 どうしてこうなったのか わからない
起こったことは すべて悪い作用ばかりではないのでしょうか
よくわかりません
でもネガティブ思考にならず 症状がひどくなっていないので
まあよし としています
”フンっ”
たかだか そんなこと
こんなこと たいしたことじゃないわ
じつはわたしはこれこれこういうやまいです
といったところ
びょうきだ びょうきだといっていると ほんとうにびょうきになる
よのなかには くるしいやまいでこまっているひとがいるのに
電話の向こう 受話器から ”フン” 鼻息が漏れ聴こえる
ばかばかしい そんなくだらないこと そういう意味の”フン”だろう
くるしいやまいでこまっているひとがいるのに
相手は励ましているつもりだろう
強迫性障害など 障害ではない 身体はどこも悪くないくせに
甘えるな そうもいいたいのだろう
甘えていません
強迫観念から逃げたくても逃げられない
この恐怖を困り事といっているのに やっぱりね
理解してもらえないだろうと 予測はしていたけど
言いたくなかった いままで知られないよう ひた隠しにしていたのだから
強迫観念 強迫行為 見られないよう 努力していたのだから
でも言わずにおれなくなって 言いにくそうに告げた結果
”フン”
漏れた鼻息 人はこうも簡単に人を落胆させられるのか
分かってもらえないとわかっていても 心が折れた
苦しみを理解してもらえないことの悲しみ わかってもらえない
罹ったことのない人には理解できないのだ それはわかっている
相手が理解できないことを私は理解するしかないのだ
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こういう出来事があると 考える
自分ももしや 知らぬうちに人を傷つけてやしないかと
無意識で鼻息漏らしてないだろうかと
しばらく頭の中から”フン”が消えなかった
周りには優しい人がいっぱいいる
でもその人たちも 本当はフン仲間でないだろうか
柔らかい笑み 笑顔がプラスチックのお面にみえる
わたし こんなふうではいけない ネガティブ思考よくない
私たちみたいな病気は 病気だと思い込むから病気になる
そう思う人はそう思えばいい 私とは違う
私は病気から逃げて 自分は違うと思いたかった
でも強迫性障害だと認知してよかったのは
治そう 治りたい 毎日頑張ろう 前向きになれた
病気になりたくてなっていない それを理解してもらえなくても仕方がない
理解してもらえないことを理解しよう 仕方がないのだ 人と自分は違うのだ
びょうきだ びょうきだといっていると ほんとうにびょうきになる
忘れようと思ってもこだまが頭にこびりついている
普通ならこういうのは反芻思考になってしまうのだろう ところが
もしかして わたし びょうきでないのに びょうきとおもいたいだけ?
強迫性障害を認知したはずが 相反する言葉が新たに浮かんできた
人間の脳は不思議 どうしてこうなったのか わからない
起こったことは すべて悪い作用ばかりではないのでしょうか
よくわかりません
でもネガティブ思考にならず 症状がひどくなっていないので
まあよし としています
”フンっ”
たかだか そんなこと
こんなこと たいしたことじゃないわ