息子たち(小5と小2)に、初めてホイ兄弟作品を観せました!
選んだのは、「Mr.BOO!インベーダー作戦」です。
まだ字幕スーパーについていけないので、日本語吹替を待ってたのです。
最初は笑いも起こらず、真剣に画面を見つめるだけでした。飽きてきた次男は「ポケモン大図鑑」をチラチラ読み始めました。
しかし、接着剤のシーンから二人とも反応しはじめ「うゎ」とか「ははは、面白いなお父さん」などのコメントが。
さらに「いタイヤ~」シーンには激しく反応!ついに予想通り、インベーダーダンスでは大爆笑でした!
「感じるテレビ」も大笑いしてましたが、ラストのオチだけは「意味わからん」とのことです。
BOO!BOXの他作品にも興味を示してくれて「次はコレ観たい」と「ミスターブー!半斤八両」を指定してきました。
さぁ今から妻子は剣道です!いってらっしゃい!
家で一人、DVDでも観よ~かな~♪
妻が出掛ける直前、僕に言いました。
「あ、お父さん、ワタシ今日剣道のあと、仕事行くから、ご飯つくっといてな」
・・・・り、了解しました。
選んだのは、「Mr.BOO!インベーダー作戦」です。
まだ字幕スーパーについていけないので、日本語吹替を待ってたのです。
最初は笑いも起こらず、真剣に画面を見つめるだけでした。飽きてきた次男は「ポケモン大図鑑」をチラチラ読み始めました。
しかし、接着剤のシーンから二人とも反応しはじめ「うゎ」とか「ははは、面白いなお父さん」などのコメントが。
さらに「いタイヤ~」シーンには激しく反応!ついに予想通り、インベーダーダンスでは大爆笑でした!
「感じるテレビ」も大笑いしてましたが、ラストのオチだけは「意味わからん」とのことです。
BOO!BOXの他作品にも興味を示してくれて「次はコレ観たい」と「ミスターブー!半斤八両」を指定してきました。
さぁ今から妻子は剣道です!いってらっしゃい!
家で一人、DVDでも観よ~かな~♪
妻が出掛ける直前、僕に言いました。
「あ、お父さん、ワタシ今日剣道のあと、仕事行くから、ご飯つくっといてな」
・・・・り、了解しました。
★中秋だよー。月餅食べないと~。
尖沙咀でのお仕事、進み具合は如何ですか?
妻の居ない隙を狙っての英才教育は、タイミングがなかなか合いましぇ~ん(泣)
とにかく映画全般は好きなようなので、何とか洗脳できると思います!
さぁ、サイゾーおじさんにどの場面が一番面白かったか、報告しなさい!
次男「接着剤の・・・」はいはい。
長男は?
「火がお尻にくっついて、燃えた・・・」
あぁ、インベーダーダンスね。
二人は、「次はアヒルが観たい」とのこと!
頑張ります!
家族揃ってホイ兄弟ファンになったらすばらしいですよね!ちなみに奥さんは?
5年付き合って結婚しましたが、デートはいつも香港映画。結婚して何年かして、「いつも香港映画でホンマにイヤやったわ」と告白されました・・・。
結構楽しんでたやんか!と言い返しましたが、友達に、デートで観た映画のタイトル聞かれて、答えられなかったそーです。
なにが恥ずかしいねん!と、思いませんか?
今も全く理解がありましぇん。でも發仔は好きらしいです。
他では知り得ない(多分)裏話と私的な内容なので、何を読んでも全然OKよ♪と言う方以外は、読まずにスルーして下さいね。
私が初めてサムに逢い、一緒に食事をした時点では、日本でも香港でも一番最後に公開された作品が「賣身契」だったので、サムやリッキーさんとの話題も、自然に流れが「賣身契」の話になりました。
「もう観て頂けましたか?」と訊ねるサムに、皆一様に「はい!勿論、観ました!」と答えた後、「私は2回見ました!」とか「あら!私は3回見てますよ☆」と、サムに対して自主的に大好きアピールをする方が続き、見た回数を張り合う様なそんな雰囲気に…。
私はその時点で既に23回観ていたのですが、私の他には最高に観た方でも5回以上の方が居ない中で、あまりにも私だけが抜きん出て回数が多い事がかえって恥ずかしく、私はあえて黙っていました。
すると、私の真向かいに座っていたサムが優しく微笑みながら私に、「ラビは何回観てくれたの?」(←当然、実名ではありません)とお訊ね。
私が嘘は付けないし困っていると、隣に座っていた母が私の気持ちなど知らずに私に代わり、「娘は23回観てます。」と、答えてしまいました。
それを聞いて、一同一斉に驚いた様子。
サムとリッキーさんも思わず、「OH!」と一言。
更に母は、「台詞も全部暗記してるんですよ。」と余計な事まで話してしまい、サムは私に、「そうなの?」と、再び優しく微笑みながらお訊ね。
サムに訊かれては隠す訳にもいかず、私が「はい、そうです。」と答えると、更にサムは私に、「凄く沢山観てくれたんだね。そんなに賣身契を気に入ってくれたの?」と言い、私の「はい!大好きです!」の答えにサムは、「ラビは、あの映画のどこが好き?どのシーンが良かった?」などと次々ご質問。
「凄く面白くて、ストーリーも展開も良かったし、サムの曲も素晴らしいし、特にサムが手品をするシーンが私は大好きです!」と、私は答えました。
サムに、「ラビは、僕の手品のシーンを特に気に入ってくれたんだね☆」と嬉しそうに言われ、私は更に勢いで、「はい!サムは手品が本当に上手で感心しました。私は、サムのトランプの手品がとにかく大好きです。それに何よりもサムがとってもハンサムで、手品のシーンはサムが沢山映るから。」と、思っていた通りに言ってしまいました。
私は言い終わってから我にかえり、とても恥ずかしくなったのですが、サムはとても嬉しかった様で本当に喜んでくれました。
そして、「賣身契」の話題が終わり、数十分経ってからの事。
サムがいきなり私の前に来て、「ラビ、僕のトランプの手品を凄く気に入ってくれたんだよね?」と言うので、私が頷くと、サムはニッコリ微笑んで、「じゃあ、今からラビの目の前で僕が実際にやって見せてあげるね。」と言いながら、ポケットからトランプを取り出しました。
私が予想外の展開に「エッ!」と驚いていると、サムは「賣身契を凄く気に入ってくれたラビへの僕のお礼の気持ち。ちょうどトランプも持っていたから。」と更に続け、トランプを箱から取り出し、トランプは新品で封も開いていなかったので、自分でセロファンも切っていました。
私が「へっ?何でトランプがあるの?サムはトランプを持ち歩いてるの?」と不思議に思っていると、母も不思議に思った様で、「ポケットから出したけど、サムはこんな時の為に何時もトランプを持ち歩いてるのかしら?ファンサービスでいざという時に見せられる様に?しかも新品だし。随分と用意が良い人なのね。」と私に小声で話し掛けてき、趣味で今も勉強しているのじゃないかとか、たまたまトランプを使う仕事(?)があったんじゃないかだとか、私と母は色々当て推量をし、何れにしろサムがトランプを持っていてくれた事に感謝しました。
サムは私に、「手品は立たないと出来ないから、良く見える様にこちらに来て。」と促し、テーブルから離れ、ちょっとしたスペースに私を連れて移動をすると、「今からトランプの手品をやります。映画の撮影から1年以上、手品の指導を受けてからはもっと経っており、撮影以降は1度もやった事が無いので、上手く出来ないかも知れません。多分、大丈夫だと思いますが、失敗したら許して下さい。」と改めて挨拶をしました。
私はそれを聞いて、「えっ?1度もやった事が無いの?じゃあ、何でトランプなんか持っていたんだろう?」と瞬間的に思いましたが気にしない事にして、サムに視線を集中させました。
サムは、ブランクが有ったとは思えない見事な手捌きで、映画と同じ様にトランプの手品を次々と披露してくれ、観客が手に持った花をトランプを飛ばして切る(?)手品の際には、丁度、円卓の真ん中に菊の花が1輪だけ乗っていたので、その菊を東宝東和の飯田さんに持たせて離れた場所に立たせると、手を高く掲げてと頼みました(失敗した時の事を考慮し、花を持つ役は飯田さんに白羽の矢が。)
飯田さんがふざけて、「サム!わざと間違えて、最初から僕の髭とか狙わないでよ。」と言うと、サムは「わざと狙わなくても僕の腕なら、花じゃなくて飯田の髭を切ってしまうと思う。失敗したら許してね。」と返してましたが、見事に1回で成功させました。
私は、トランプの手品では特に、トランプを両手で空中に広げる技(お分かり頂けますか?)が大好きで何度もやってくれたのですが、サムは本当に凄く上手で、ただただ見とれるだけ。
(パート2に続く)
サムは手品をやりながら、色々と裏話も私に話してくれました。
私が「手品を覚えるのは、出来る様になるのは大変でしたか?」と訊くとサムは、「手品を覚えるのは初めてだったから最初は大変だったけれど、何日か特訓を受けてコツを掴んでからは大丈夫だったよ。でも指導に関しては、実は手品じゃなくて別の事で大変だったんだ。」
サムが特訓を受けた手品を指導出来るマジシャンは、香港とシンガポールに1人ずつ居たそうなのですが、香港のマジシャンはギャラが高く、渡航費用や滞在費等の諸経費を含めてもシンガポールのマジシャンを採用した方が安くついたので、手間はかかってもシンガポールからマジシャンを呼び寄せたそうです。
そして迎えたサムの特訓初日。
当日にシンガポールのマジシャンに初めて会い、驚愕の事実が判明!
何と!このシンガポールのマジシャンは、広東語は勿論の事、挨拶程度の英語しか出来なかったのだそうです。
サムをはじめとし、マイケルも関係者も、初めて知ったこの事実に唯、唖然。
「何で最初から言わなかったんだ!」と怒るマイケル達に対してマジシャンは、「だって訊かれなかったから。」と平気で答えたそう。
言葉が通じないのでは、手品の指導どころか会話さえも出来ず、今度は急遽、通訳を探す事に。
でも、マジシャンが話すマレー語を広東語か英語に訳せる通訳は香港には居らず、居たのはマレー語を北京語に訳せる通訳だけ。
いっそのこと、とっととシンガポールのマジシャンを帰して、最初に迷った香港に居た方のマジシャンを改めて雇用しようと思い、連絡をしてみると、既に長期の仕事の予定が入ってしまっており時間的に無理との答えが。
こんな事を何時までもやっていたら映画の撮影自体に支障を来たすので、一同で色々相談をしてみたものの良案は無く、やむを得ずに、更にもう1人の通訳を加えて特訓を開始する事に。
初めに呼んだマジシャンと追加で雇った通訳2人の3人分にかかった費用を合計すると、最初にギャラが高くてやめた香港のマジシャンと比べても予定外の出費に!
しかも、マジシャンのマレー語→通訳1が北京語→通訳2が広東語→サムと言う流れで非常に時間がかかり、訳す会話が手品の技術やネタと言う細かい内容なので中々双方に伝わらず、滅茶苦茶大変で苦労したそう。(そりゃあ、そうでしょう!聞いただけでも判ります。)
サムは、この状況から出来るだけ早く抜け出したいのと、少しでも費用を少なく抑える為に、最大限に必死で頑張って手品を覚え、短期間で手品を習得して、予定の半分の早さでマジシャンをシンガポールを帰したそうです。
「最初から費用を惜しまずに香港のマジシャンに指導を頼めば良かったって、僕達は本当につくづく後悔したんだよ。」と、サムは言ってました。
また、「賣身契」は、当初からシンガポールでの公開とヒットを範疇に入れての製作だったのですが、当時、シンガポールでは男性の長髪は禁止で、長髪の男性が出演している映画なども公開は許されなかった為、それを受けてサムは元々長かった髪を切って、あの短髪にしたそうです。(この情報は、何かでご存知の方もいらっしゃるかも。)
最初は長髪禁止を知らなかったので、香港の「賣身契」のイラストポスターなどには、一般的に私達が良く知っているイラストと同じでありながら、サムのヘアスタイルだけが「半斤八両」と同じ様に長髪に描かれている物も有ります。
憧れのサムの手品を目の前で見ながら、サムから色々と普通は知り得ない裏話を聞かせて貰い、本当に夢の様な奇跡の様な最高の時間を過ごさせて頂いた私。
私は、映画雑誌に載っていたサムの写真に一目惚れをし、翌年に「賣身契」を公開初日に見に行き、手品をするサムに完璧にノックアウトをされサム命になったのですが、それから4ヶ月後に、まさか自分の為に自分の目の前で、その人本人自身が映画と同じ手品をやって見せてくれるなんて、何処の誰が思うでしょうか。
この旅行にかかった私と付き添いの母の2人分の費用は全額、私がバイトと貯金で頑張って賄ったのですが、その何倍もの価値に余りある想いを味わわせて頂きました。
感動や感激を遥か彼方に超越して飛び越え、(私は一生、この人ほど素晴らしい人には絶対に出逢わないだろうな)と、心からそう思わずにはいられませんでした。
そして、この手品から6年以上も経ってから私は初めて知ったのですが、実はこの時にサムは、トランプなどは全く持ってはいなかったのです。
「賣身契」を23回も観てくれ、自分の手品のシーンを大好きだと言ってくれ、16才で自分に逢う為に香港まで来てくれた事がサムは本当に嬉しくて、どうしても何か私に感謝の気持ちのお礼がしたかったのだそうです。
それで友人の戸田さんと相談をして、誰にも気付かれない様にこっそりとお店の方にお使いを頼み、わざわざトランプを買いに行って貰い、そのトランプで手品をやって見せてくれていたのです。
私が気を遣わない様にとの配慮から、買ってきた事自体も内緒にしていましたが、初めから持っていたと装う為に、私が居た部屋とは別の場所でトランプを受け取り、包装を外し、一旦は自分の服のポケットに入れ、わざと私の目の前でサムは、トランプをポケットから取り出して見せていたのです。
だから、サムはトランプを持っていて、そのトランプは新品で、「賣身契」の手品の話を私と交わした後に、数十分の間が開いてからの実演だったのです。
数十分は、戸田さんと相談をし、お使いを頼み、トランプを受け取るまでにかかった時間なのでした。
あの時、私と母が不思議に思った疑問の答えは、想像も出来ないほどのサムの誠意と真心だったのです。
私はこの事実を知った時、胸が一杯になり感動をして、長時間、涙が止まりませんでした。
初めて逢った日本人の女の子の一ファンの為に、ここまでしてくれるサミュエル・ホイ、許冠傑って人は、一体どこまで何もかもが素晴らし過ぎるのでしょうか!!
こんな人は世界中探しても、サム以外には絶対に居ないと思います。
サムの作る曲は良い曲と言うだけではなく、大半の曲は其の時々のサムの心情や実体験を代弁しており、許冠傑その人自身だと私は思っています。
だからこそサムの曲は、老若男女を問わずに多くの人々の心と胸に響き、何時までも色褪せる事が無いのでしょう。
こちらをお読み下さっているサムのファンや許兄弟ファンの方々、サムは本当に良い意味で何もかもが凄過ぎる人です。
私に取っては正に全てが、Mr.parfectです。
ファンになられた方は、本当に見る目がある、本物がお分かりになる方だと、私は思います。
私の拙い文章で、少しでもサムの素晴らしさが皆様にお伝え出来れば、私も幸いです。
「賣身契」に纏わる想い出でした。
正しくは、perfectです。
意識が朦朧としながら書いたもので…。
「賣身契」のマジック特訓苦労話とサムがシンガポールの法律に合わせて髪をカットしたということも初めて知りました。
私はサムの短髪というと、「鬼馬雙星」の役作りしか知らなかった(その際話題となり当時の若者たちがマネしたそうです)のですが、「賣身契」の時は法律に従ったんですね。
↓この画像はその頃、サムとお嫁さんのリブさんが赤ちゃんだったスコットを連れて教会へお出かけした時の写真です。
http://www.alivenotdead.com/scottiehui/Childhood-Part-1-album-689375.html?aid_5209983
私がサムに惹かれる理由もなんとなくわかります。先ほどの画像のサムもなんとなく宗教画の天使を彷彿とさせますね。
と言うことですが、「半斤八兩」のサムは長髪でしたら、「半斤八兩」はシンガポールで公開されたのかなとつい邪推してしまいました。
ところでお話を拝見して、正に因果応報という言葉を思い出してしまいました。
善行を積めば善報を招き、悪行を積めば悪報を招くという良い例です。
勿論らびたんたんさんの場合は善行の方ですが、幾らファンでも23回も見ることなど、
到底私には出来ません。そのうえ十代の女性がわざわざ香港まで訪問してきた
訳ですから、サムからすれば正にその善意に応えなくてはという気持ちがあった
のでしょうね。
らびたんたんさんの行動力には、一介のファンとして正に頭の下がる思いです。