WW2前および戦中、日本は
南洋の島々を欧米列強国の植民地支配から護るために
保護領としていました。
― アジアは日本が護る。アフリカ諸国のようにはさせない。
そんな時代にある島に生まれ、今も伝えられる歌があります。
―――――
『 島の伝説 』 訳詞: 有馬三恵子 作曲: 筒美京平
歌:南沙織(シンシア) リリース:1971年6月1日 時間:2分39秒
舟をつないだまま
ぬれて愛したひと
ハイビスカスどこかで見たら
想い出してほしいのよ
旅の気まぐれなら
なんで忍んで来た
岩陰の出来事 今も
忘れない夏の日よ
カナカ娘ばかり
泣いた恋の終り
片言で名前を呼べば
風だけが吹いてゆく
七日七夜をただ
踊りあかした海
ココナツと祭りとあなた
二度とない夏の日よ
はるか愛の心
波に託してみた
珊瑚礁 洗った後で
たどりついてほしいのよ
――――――
カナカ娘・・・
「カナカ娘ばかり 泣いた恋の終り 片言で名前を呼べば 風だけが 吹いてゆく」
日本が南洋の島々を保護領としていた頃、
そこに住んでいた民族に「カナカ族(Kanakas)」という人々がいました。
カナカ族の娘です。
―――――― Wikipediaより「カナカ族(Kanakas)」とは
ミクロネシア、マーシャル諸島、パラオ等の島々の住民を一般的に呼ぶ俗称。
ポリネシア語で「人」あるいは「男」を意味する「タガタ」が音韻変化によりカナカとなった。
主な居住地は ミクロネシア、ハワイ。――――――
南洋の島に進駐した日本軍士官と島の娘との淡い恋。
短い期間でしたが、二人は楽しい日々を送ります。
しかし、士官は島を去り・・・
カナカ娘ばかり 泣いた恋の終り 片言で名前を呼べば 風だけが 吹いてゆく
日本人士官と恋に落ちたカナカ族の娘だけが 泣いた恋の終り
去っていく士官は涙を見せません 見せることはできません
慣れない片言の発音で愛しい士官の名前を呼んでも
夏の終わりを告げる風だけが 吹いていきます
今も伝えられる、かつて日本の保護領であった南洋の島のひとつの情景
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