広島県広島市で医療向けウィッグ(かつら)を製作する美容師のブログ

ハリウッドビューティサロン広島店/医療用ウィッグで女性患者様を支援しています

がん治療中の口腔内トラブルについて

2014-05-28 06:16:07 | 治療による症状

おはようございます

今日は、がん治療による口腔内トラブルについて触れたいと思います

歯科医師からお聞きしたのですが

口腔がんの放射線療法や化学療法をすると、

100%口腔粘膜炎(口内炎)になる確率があるといわれています。

(お口の粘膜の炎症のことを口内炎ーがん治療が影響しておこることを口腔粘膜炎)

抗がん剤治療や放射線治療をおこなうと、

がん細胞を死滅させると同時に、

正常な細胞にも影響し、様々な副作用がでることが分かっています。

副作用の一つとして、

<口腔粘膜炎>

ウィルス感染

歯や歯茎への感染

カビの菌の繁殖

症状がひどくなると

痛みが強く、食事をとったり、飲み込んだりできなくなる。

口腔粘膜炎の部分から細菌が入り、感染症を起こすことがある。

<口腔乾燥>

歯肉の出血

歯の知覚過敏

味覚症状

症状がひどくなると

虫歯が多発しやすくなる。

乾燥感に加え、灼熱感などの痛みを感じるようになり、会話や食事を採ったり、

飲み込みが難しくなる。

義歯がはずれやすくなる。

 

上記のような副作用が起こりえます。

カラダばかりではなく、精神的なダメージを与えます。

 

また、抗がん剤や放射線治療で発症する<口腔粘膜炎>の症状は、

抗がん剤の種類や量、投与の方法や、放射線の照射量、

あたる場所など色々な因子が関係し、

患者さまによって症状が異なります。

<抗がん剤治療の場合>

治療をはじめてから、

1週目でお口の粘膜が腫れぼったくなり、表面がつるつる光った感じになる。

2週間目で、粘膜の表面が赤くなり、

粘膜の一部がはがれ痛みが最も強くなります。

約4週間で粘膜は再生し、もとの粘膜の症状に戻ります。

 

<放射線治療の場合>

治療をはじめてから、粘膜が熱を持った感じに赤みが強くなります。

約8~12週間口腔粘膜炎が最も強くなった状態が続きます。

約8~12週目で粘膜は再生し、元の状態に戻るまで

約1~2ヶ月かかります。

治療終了後、約4週で粘膜が再生します。

 

抗がん剤による口腔粘膜炎は3~4週間以内にほぼ終わります。

しかし、抗がん剤治療が繰り返しおこなわれる場合は、

その度に口腔粘膜炎ができることになります。

一方、放射線治療は、

毎日少しずつの量の放射線を6~7 週間かけて照射するため

2~3ヶ月間、口腔粘膜炎が持続することになります。

また、放射船治療を受けた場合、

口腔乾燥や味覚症状は、治療後も長期間続くことがあります。

(歯科医の参考資料より抜粋)

*******************

患者さまにとって、脱毛するのも精神的に苦痛ですのに

他の症状でもカラダに影響を及ぼし、かなりつらい治療となります。

どちらの治療法になるか症状によってことなるので

不安でいっぱいのことでしょう。

次回はその対策として、

口腔粘膜炎、口腔乾燥のトラブルを防ぎ

やわらげるために必要なことを紹介していきますね

<ケアについて4か条>

1、お口の中や義歯を清潔に保つ

2、お口の中を湿らせる

3、痛みをやわらげる

4、歯のメンテナンス

以上を、次回ご紹介していきます

いつでもあなたのそばに。。。

いつでもご相談に乗りますよ

 ほら、空を見上げれば、花や緑にあふれていますよ

上を向いて歩こう

 

 

にほんブログ村 病気ブログ 卵巣がんへにほんブログ村

 
医療用かつらのご相談、ご試着について


TEL 082-247-2885
担当 羽熊

羽熊が施術時や不在時はレセプションにて対応させて頂き、
その後折り返しのお電話をさせていただきます。

定休日や営業時間外で、どうしてもお急ぎの場合はこちらへお電話ください。

留守番メッセージを残してくださるとありがたいです。

着信やメッセージ確認後、羽熊が折り返しのお電話をいたします。

羽熊TEL携帯:080-3725-7509

医療用かつら以外に
ウィッグを終了される時のご相談もお気軽にお問い合わせください。