広島県広島市で医療向けウィッグ(かつら)を製作する美容師のブログ

ハリウッドビューティサロン広島店/医療用ウィッグで女性患者様を支援しています

がん治療中の口腔内ケア

2014-06-02 07:09:44 | 治療による症状
みなさん、こんにちわ
 
前回は、治療中の口腔内トラブルについて
 
説明させていただきました。
 
今回はがん治療における口腔内ケアについて
 
お役に立てれば、と思います
 
 
がん治療中の口腔ケアは、
 
患者さま自身によるセルフケアが大切になってきます。
 
目的は『痛みを和らげること』『粘膜の感染症予防』の2つです。
 
口腔粘膜炎、口腔乾燥のトラブルを防ぎ、つらい症状を緩和するためにも
 
下記の4か条をがんばって日頃のケアに取り入れましょう
 
*****************
 
1、お口の中や義歯を清潔に保つ
 
2、お口の中を湿らせる
 
3、痛みをやわらげる
 
4、歯のメンテナンス
 
******************
 
<1、お口の中や義歯を清潔に保つ>
 
歯ブラシがほうの粘膜にあたって痛みがでたり、
 
歯磨き剤が刺激になって痛みがでます。
 
歯磨きはいつもよりていねいに行い、お口の中をきれいに保ちましょう。
 
 
できるだけ、粘膜に刺激のない方法で磨きましょう。
 
義歯も細菌がたくさん付着するために、
 
常に清潔に保っておきましょう
 
毎日一回鏡をみて、お口の中をチェックしましょう
 
 
<2、お口の中を湿らせる>
 
治療をおこなうと唾液腺の働きが弱まり、
 
お口の中が乾燥しやすくなり、
 
粘膜に傷ができやすくなります。
 
特に義歯を使用している場合は、注意が必要です
 
味が分かりにくくなり、食事をとれなくなると、
 
脱水症状になることもあります。
 
こまめに、うがいや水分補給をして、
 
お口の中を湿らせておきましょう。
 
うがいをする場合は、生理食塩水や医師が処方したうがい薬、
 
市販の保湿剤が良いですよ
 
 
<3、痛みをやわらげる>痛み止めの薬を使う
 
結膜炎や口腔乾燥によって、強い痛みを伴う場合があります。
 
痛みが強いときは、医師に痛み止めの薬を処方してもらいましょう。
 
食事の刺激で痛みが増すことがあります。
 
痛み止めを飲んだり、うがい薬で痛みを緩和しましょう。
 
 
<4、歯のメンテナンス>
 
抗がん剤治療や放射線を受ける前に、お口のケアをしておきましょう
 
口腔粘膜炎や口腔乾燥の症状を軽くできますよ
 
治療中は、体力が低下して、歯や歯茎に感染しやすいので、
 
痛みや乾燥がなくても、
 
お口の中を清潔にしておくことが大切です
 
 
治療前の歯科受診
 
治療前に、お口のチェックとクリーニングをしてもらいましょう。
 
治療が必要な歯がある場合は、
 
治療前に歯科治療を終わらせておくように心がけましょう。
 
 
フッ化物
 
放射線治療で、お口の中が乾燥すると、虫歯になるリスクが高くなります。
 
歯科医院でフッ化物の塗布などを受けてください。
 
 
継続的な歯科受診
 
放射線治療終了後も、口腔乾燥や味覚障害の症状は続くことがあります。
 
治療終了後もお口の中の清潔を保ち、
 
歯科のクリーニングを定期的に受けましょう。
 
 
************************
 
以上のように、抗がん剤治療や放射線治療を受ける前にも、
 
歯のメンテナンスが大事だということがよくわかりますね
 
歯は大事ですね!
 
生きていく上で、食事はかかせないものです
 
治療中は特に
 
歯や口内環境を清潔に保っていきましょうね
 
患者さまにとって、治療中すこしでもラクに過ごせれますように
 
お役に立てれば。。と思います
 
 
もちろん医療用ウィッグの相談もいつでもお受けしておりますよ
 
いつでもあなたのそばに。。
 
いつでもあなたのお力になります
 
 
 
 
 
 

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がん治療中の口腔内トラブルについて

2014-05-28 06:16:07 | 治療による症状

おはようございます

今日は、がん治療による口腔内トラブルについて触れたいと思います

歯科医師からお聞きしたのですが

口腔がんの放射線療法や化学療法をすると、

100%口腔粘膜炎(口内炎)になる確率があるといわれています。

(お口の粘膜の炎症のことを口内炎ーがん治療が影響しておこることを口腔粘膜炎)

抗がん剤治療や放射線治療をおこなうと、

がん細胞を死滅させると同時に、

正常な細胞にも影響し、様々な副作用がでることが分かっています。

副作用の一つとして、

<口腔粘膜炎>

ウィルス感染

歯や歯茎への感染

カビの菌の繁殖

症状がひどくなると

痛みが強く、食事をとったり、飲み込んだりできなくなる。

口腔粘膜炎の部分から細菌が入り、感染症を起こすことがある。

<口腔乾燥>

歯肉の出血

歯の知覚過敏

味覚症状

症状がひどくなると

虫歯が多発しやすくなる。

乾燥感に加え、灼熱感などの痛みを感じるようになり、会話や食事を採ったり、

飲み込みが難しくなる。

義歯がはずれやすくなる。

 

上記のような副作用が起こりえます。

カラダばかりではなく、精神的なダメージを与えます。

 

また、抗がん剤や放射線治療で発症する<口腔粘膜炎>の症状は、

抗がん剤の種類や量、投与の方法や、放射線の照射量、

あたる場所など色々な因子が関係し、

患者さまによって症状が異なります。

<抗がん剤治療の場合>

治療をはじめてから、

1週目でお口の粘膜が腫れぼったくなり、表面がつるつる光った感じになる。

2週間目で、粘膜の表面が赤くなり、

粘膜の一部がはがれ痛みが最も強くなります。

約4週間で粘膜は再生し、もとの粘膜の症状に戻ります。

 

<放射線治療の場合>

治療をはじめてから、粘膜が熱を持った感じに赤みが強くなります。

約8~12週間口腔粘膜炎が最も強くなった状態が続きます。

約8~12週目で粘膜は再生し、元の状態に戻るまで

約1~2ヶ月かかります。

治療終了後、約4週で粘膜が再生します。

 

抗がん剤による口腔粘膜炎は3~4週間以内にほぼ終わります。

しかし、抗がん剤治療が繰り返しおこなわれる場合は、

その度に口腔粘膜炎ができることになります。

一方、放射線治療は、

毎日少しずつの量の放射線を6~7 週間かけて照射するため

2~3ヶ月間、口腔粘膜炎が持続することになります。

また、放射船治療を受けた場合、

口腔乾燥や味覚症状は、治療後も長期間続くことがあります。

(歯科医の参考資料より抜粋)

*******************

患者さまにとって、脱毛するのも精神的に苦痛ですのに

他の症状でもカラダに影響を及ぼし、かなりつらい治療となります。

どちらの治療法になるか症状によってことなるので

不安でいっぱいのことでしょう。

次回はその対策として、

口腔粘膜炎、口腔乾燥のトラブルを防ぎ

やわらげるために必要なことを紹介していきますね

<ケアについて4か条>

1、お口の中や義歯を清潔に保つ

2、お口の中を湿らせる

3、痛みをやわらげる

4、歯のメンテナンス

以上を、次回ご紹介していきます

いつでもあなたのそばに。。。

いつでもご相談に乗りますよ

 ほら、空を見上げれば、花や緑にあふれていますよ

上を向いて歩こう

 

 

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抗がん剤治療による症状

2014-05-01 08:00:36 | 治療による症状

 


新緑まぶしい季節になりましたね

木々たちも一斉に花を咲かせ、緑豊かで生き生きしていますね~

空気も美味しく、背筋をのばして、深呼吸したくなりますね

GWも入りましたし、

こんな時期は森林浴がよいですね 

エネルギーがもらえますよ

私もリフレッシュするためにoffの時は、

よく森林浴に行っていましたよ

そういう時は空気もますます美味しく感じられるものです。

さて先日も、お客様よりお問い合わせのお電話があり、

治療を始めたばかり、とのこと。

人によって治療方法や症状はことなりますが、

治療がはじまっていくと

徐々に身体にもだるさがでてきて、抵抗力が弱まり、

人混みにいくと体調を崩しやすかったりします。

以上のことを含めてウィッグを検討されている方は、
 
抗がん剤治療が始まる前にいらっしゃるケースが
 
多いように思います。
 
抗がん剤治療は全身の治療です
 
そのため、体毛全体に影響を及ぼします。
 
抗がん剤により毛根が障害を受ける結果として
 
脱毛がおこると考えられますが、
 
抗がん剤による脱毛は一時的なもので、通常1~3週間で抜け始め、
 
治療が終わると1~2ヶ月で再生が始まり、
 
3~6ヶ月でほとんど回復しますが、
 
個人差、治療の組み合わせで異なります。
 
そのため完全に自髪デビューできる時期は、
 
治療が終わって半年から一年後ということになります。
 
それまでの間を、エピテーゼウィッグや帽子などで
 
スタイルを調整しながら、
 
私たちも自髪デビューまでの1年間をお手伝いしていきます
 
今もお悩みの方、いつでも相談にのりますよ
 
ご都合や体調の良いとき、いつでもご連絡お待ちしております
 
 

 

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