いまさらブログ Ver0.91

釣りの話題と日常

リールメンテナンス(ラインローラー外しのアイデア)

2016年09月01日 | リールメンテナンス

最近釣りに行けないのでリールいじりしてました、ラインローラーをオーバーホールしたら逆に回りが悪くなった、しかも固くて外しにくい、カラーか何かを変形させたかもしれない。

分解組み立てを繰り返して固いラインローラーを外す方法を思いついたので紹介します。機種は10セルテート。

専用工具も売ってて安くレンタルもしてるようなので時間に余裕がある方、安全に外したい方はそちらをおすすめします。

まずはベール単体に


 

これはハンダ付けの時に挟んで固定しつつ熱を逃がす、みたいな用途のクリップです。似た形の細いラジオペンチみたいな物なら使える可能性あり、ようはローラーの溝にかかる太さである程度丈夫なら良いだけ。

ちなみに普通のハサミは左右互い違いの構造なのであまり向いてないと思う。

 

傷防止のために紙を適当に二つ折りにして挟みました、無くても大丈夫かもしれないけど念のため。

 

ネジを途中まで入れます(当たり前だけど奥まで入れちゃうと少ししか出てこないので外れない)。

 

ラインローラーの溝にちゃんと両側がかかるように気をつけます。

 

必ず両手で、ラインローラーの両側に均等に力がかかるように上から机に押し付けます。

 

はい。ここまで来ればあとは簡単。

これはやや強引な方法なので自己責任という事をお忘れなく・・・

抜くとき大きい音がするほど固かった場合はベアリングは新品に交換にしたほうがいいかもしれませんね。

ベールのラインローラーを受ける軸部分ってそれほど固い材質じゃないみたいで、IOSの人でしたかが動画で指摘してましたが軸部分がラッパ状に変形して太くなってたりすると抜けません、本当は無理して抜かないほうがいいとは思います。

無理なベールの扱いやネジの締めすぎ等で変形して太くなってしまうようで、本来ならベール交換でしょう、ただしマグシールド化された13セルテート以降は修理対応部品になってて買えないみたいです。

 

ラインローラーのベアリング化は簡単に出来ると紹介してあったりしますがそれほど簡単じゃないと思う、まず視力が落ちてるだけで難しい(笑)、 ネジロックをわざわざ買ってまでやる事でもない(ウチには買い置きの大瓶がありました) 、今回のように抜けなかったり、組み付けの時ネジを締めすぎたりワッシャーがずれただけで部品が変形してしまう可能性があり、注意するべき点が多い。

 

結局現状はベアリング2つとも新品交換、脱脂後に回転の軽さを確認しながらごく少量の注油、という感じでやっと軽く回るようになったけど、マメなメンテが必要ですね。海でも使うからパッキンはつけなきゃならないし、タックルのメンテで一番気を使って面倒な部分です。