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ナンシー・ウッド

2011-05-29 | book

ナンシー・ウッド

「今日は死ぬのにもってこいの日」
「今日という日は贈りもの」

アメリカ、ニューメキシコ州のタオス・プエブロ・インディアンと
30年以上交流を持つ詩人、ナンシー・ウッドによって書かれた
インディアンの死生観を表した詩と散文と絵。

「世界の中心で、愛を叫ぶ」、
ドラマの再放送を撮りためていたのを
最近観まして、改めてイイドラマだったな~と。

で、
最終回で亜紀がサクに渡そうとしていた
「ソラノウタ」という絵本を覚えている方いますか?

あの詩の元ネタが「今日は死ぬのにもってこいの日」
に収録されています。
(ソラノウタの最後の7行は亜紀が付け足したもの)

その他にもイイ詩があって、
読んでいると落ち着くというか、安心するというか、
こころ穏やかになれます。
何度も読み返したい本です。
寝る前に読むのもいいかもしれません。







ソラノウタ

生きていくあなたへ

もしもおまえが
枯れ葉ってなんの役に立つの?ってきいたなら

わたしは答えるだろう
病んだ土を肥やすんだと

おまえはきく
冬はなぜ必要なの?

するとわたしは答えるだろう
新しい葉を生み出すためさ

おまえはきく
葉っぱはなんであんなに緑なの?

そこでわたしは答える
なぜって、やつらは命の力にあふれているからだ

おまえはまたきく
夏が終わらなきゃいけないわけは?

わたしは答える
葉っぱどもが、みな死んでいけるようにさ

おまえは最後にきく
隣のあの子はどこに行ったの?

するとわたしは答えるだろう
もう見えないよ

なぜなら、おまえの中にいるからさ
おまえの脚は、あの子の脚だ

がんばれ

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