いまより100倍乗馬を楽しみませんか?

乗馬がうまくなりたい人の為のブログ

肩を下げるということ3

2012-02-18 01:07:57 | 日記
インストラクターに、

「脇を閉めましょう。」

と言われたとき、
脇だけを一生懸命閉めちゃダメです。
そうすると、
余計な力が肩(この場合は肩甲骨ではなく)に入り、
固まった感じになってしまいます。

したがって、前項でも述べたように、

"胸を開くこと"

と、

"肩を下げること"

を同時にやるのです。

つまり一連の動作として、
胸を開きながら肩甲骨を下げながら脇を閉めるということです。


「胸を開いてぇぇ」

と言われたときも、

「もっと肩を下げてぇぇ」

とか言われたときも、
3つのことを一連の動作として同時にやるのです。
インストラクターは大体どれか1つしか言いませんから、
どれかを言われたら全部やって下さい。

そうして常に、
大胸筋、大円筋、広背筋を連動させるようなイメージを作ります。



肩を下げるということ2

2012-02-11 23:22:25 | 日記
"肩甲骨を下げる"

ためには、ただ力を抜くだけではダメです。

基本、我々は猫背が身についてしまっているため、
力を抜くとかえって肩甲骨は上がってしまいます。

"肩甲骨を下げる"

ためには、
ある意味筋肉の力が必要です。

それは、
胸の筋肉である大胸筋、
脇の筋肉である大円筋、
そして背中の筋肉である広背筋です。

つまり、

"胸を開くこと"

"脇を閉めること"

"肩を下げること"

は連動するのです。


階段や下り坂を下りるときに意識してみましょう。
おそらく前につんのめらないように、
胸、脇、背中の筋肉を使って

"肩甲骨を下げる"

ことをかなり自然にやっているはずです。

また、
肩甲骨を下げれば、
いわゆるほとんどの人が思っている肩、
つまり、
肩関節の辺り(肩甲骨と上腕骨の結合部)には、
力を入れたくても入れられないのです。


肩を下げるということ

2012-02-10 00:33:18 | 日記
他のスポーツでも、

「肩の力を抜いてぇ」

とか、

「肩を下げましょう」

だとか言われますが、
そう言われたとき、
皆様いかがなされてますか?

「肩を下げましょう」

と言われた時、
ほとんどの乗り手は
(他のスポーツでも、ほとんどの人は)
肩関節の辺りを一生懸命下げようとしているはずです。

もちろん、肩に力が入りまくって
フランケンシュタインみたいになっていたら、そこは上がらないように下げなければなりませんが…。

じゃあ、

「肩を下げる」

とはどういうことでしょう?
それは、

「肩甲骨を下げる」

ということです。


馬上体操で、
腕を大きく後ろへ回したとき、
肩関節ではなく肩甲骨がどう動くか気にしてみて下さい。
すると頭上から後ろへ向かって腕を下ろすとき、
そんなに大した動きではないですが、
肩甲骨が下がる感じがするはずです。

そしてそれと同時に、
胸の真ん中が開く感じもするでしょう。

「胸を張ってぇぇ

と言われて、
背中を反っちゃうほど一生懸命胸を張っておられる皆様。

実は、

"胸を張ること"

は、

"肩甲骨を下げること"

つまり、

"肩を下げること"

なのです。

ただし、肩甲骨は

"肩の力を抜く"

だけでは下がりません。
核心は…、次回


鞍に座るということ2

2012-02-08 00:28:02 | 日記
引っ張ったんで端的に申しましょう。

"鞍に座るということ"

は、

"騎座を付けて、鞍に坐骨で立つこと"

です。

乗馬をやっている人なら一度は耳にしたことがある、

"坐骨"

という響き。

そして、

「坐骨を効かせてぇぇ

というインストラクターの叫び。

"鞍に座る"

時、仮に坐骨を上体の足と考えてください。
小さなかわいい靴を履いています。
乗り手の上体は、
その小さなかわいい靴を履いた坐骨で、
鞍の上に立つのです。

左手前は上体の左足、
つまり左坐骨で、
右手前は上体の右足、
つまり右坐骨で、
鞍の上に片足立ちする感じです。

結局、
馬上では、

"(ホントの足で)鐙に立っている"

か、

"坐骨で立っている"

か、

"膝で立っている"
(後ほど出てきます)

か、
どれかということです。
つまり乗り手は、

"座らない"

のです。

お馬様が一生懸命歩いたり走ったりしている時に、
乗り手が座っとるとは何事じゃっ、
かぁぁぁつっ

っつうことですね。





鞍に座るということ

2012-02-06 00:52:50 | 日記
前回お話した、
手綱と一緒にサドルホルダーを持つ
というのはあくまでも、

手綱が効く

感覚を掴むための方法です。
競技会でも、
サドルホルダーを持っちゃダメっ
というルールはありませんから、おおいに活用できますが、
やはり普通にお腹の前で手綱を持った状態で手綱を効かせたいですよね
そのためにどうしてもお話しなければならないことが2つあります。
もったいぶる訳じゃないですが、

"手綱が効くということ"

をしばしお休みして、
今日は、

"鞍に座るということ"

をお話しします。

もちろん世界中のライダーが、この

"鞍に座るということ"

を日々探求し、
それだけで色々な馬術論が展開されますから、
まさかこれをそんな簡単に説明することは出来ません。

なので、少なくとも乗り手が意識して欲しいことだけをお話します。

それは、

"鞍に座るということ"

は、

"座らない"

ということです。

「あのねぇ、今度という今度は付き合えきれんわい」
と思ったあなた
もう少し付き合って下さい

"座らない"

とはどういうことかというと、
馬に乗っている時に乗り手の頭の中で、

「いま座っているんだ」

という意識をほぼ持たないということです。
(ほぼと言ったのには理由があります)

軽速歩で鐙に立てば、それは当然ですが、いわゆる鞍に座った時に、です。

じゃあどう考えるのか…
それは次回に