建築士だからわかる〇〇教えます

電気ガス自給自足の家


私は、電気、ガス、水道自給自足の家を広めたいと思っております。
課題点はございますが、技術的には可能なレベルなんです。

そのような中、先日、以下のようなご意見をいただきました。

『いまのご時世、原子力発電の再稼働は必要不可欠ではないか?今のままでは火力発電に頼りすぎであり、地球温暖化の問題や化石燃料枯渇の問題は解決できないのではないか?』
というものでした。

私の個人的な、あくまで個人的な考えですが、
①原子力発電は、人間が制御できる範囲を超えている技術ではないかな?特に日本のように地震の多い国では厳しいのではないかな?
②発電した後の廃棄物の問題は、私たちの子ども、そのまた子どもたちに何万年も負担をかけてしまうのではないかな?まして日本は地震の多い国なので、安全に保管しておくことは至難の技ではないかな?
という思いがあります。
 
まずこの前提をお話しさせていただきました。
その上で、私は原発反対、賛成で議論を戦わせる前に、もしも原発などが再稼働しなくても、そして火力発電に頼りすぎなくても大丈夫なような案があればよいのではないでしょうか?
とお話しさせていただきました。
 
■個々の家で電気が自給自足できれば、電力需要は下がりますし、太陽光発電や風力発電、水力発電などでまかなえるようになればよいのではないでしょうか?
 現段階での計画も含めて、太陽光や風力、水力でどの程度の電力がまかなえるか?すでに国や大学では試算してますね。
 その上で、家庭では電気自給自足の家を増やし、工場などでも自給自足できる手段を模索すればよいのではないかな?なんて考えております。

 完全なオフグリット(電力会社からの送電をゼロにして、完全な電力の自給自足を図る)にしなくても、いま使っている100の電気のうち、80が自給自足できるだけでも、火力発電の負担は少なくて済むと思います。

 工場などでは例えば、中国木材というプレカット工場では自社で使う電力を自給自足している会社もあります。
 私も本で読むとともに数年前に工場に電話でヒアリングした程度の情報ではありますが、自社で出ていた木材の端材を、それまではお金を出して処理をしていたものを、自社で燃やして発電することにより、当時、木材の端材の処分費1億円と電力購入費用2億円が必要なくなったために、3億円の利益が計上できたとありました。

 このように工場やオフィスでも自社の電力を自社でまかなうようにしていけば、より火力発電の負担は少なくなります。といいますか産業での使用量の方が断然電力消費量は多いですよね。

そして、それでも不足する分は、太陽光や風力、水力でまかなえるようになれば、原子力も火力発電も使わなくて済むようになるかもしれません。

もちろん、現状の電気自給自足の家の課題点もあります。それは蓄電池がまだまだ高額ということです。それと耐用年数も課題の一つですね。

しかし、未来の子どもたちのために、我々ができることは、そのようなことではないかな?と思っております。

ひと・すまい・くらし

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