「おっ母さん
ちょっと 出掛けてくるょ」
「今日も 暑いのに
また何処へ 行くんだい」
「【レーベン】へ
行って来るょ おっ母さん」
「レーベンって この間
行ったばかりだろ」
「どうせ止めたって行くんだろ
暑いから日傘を持っておいき」
「おっ母さん ありがとょ」
「シャッターが降りているょ
今日は休みかい」
「違うょ おっ母さん
この間も言ったけど
ここは 建物が古くって
シャッターが上がりづらく
なってるだけなんだょ」
「そうかい
それにしても ちょっと
入りづらい感じのお店だね〜」
「入りづらい感じ
それが逆に
入ってみたいお店って事だろ〜」
「おっ母さん
店内 薄暗いから
足元 気をつけるんだょ」
「なんだい 今日は
やけに優しいんじゃないかい」
「今日も この猿芝居
付き合わせているからょ
ありがとょ おっ母さん」
「ったく そうだょ
もう 今回限りにしておくれ」
「あ〜 今回限りだょ
おっ母さん」
「おっ母さん コレが
アイス
カフェー
ショコラーデだょ」
「なんだか すごい色してるね〜」
「おっ母さん コレは
ダブルエスプレッソに
アイスクリームと
上にホイップクリームと菓子
そして チョコレートが
かかっているんだ
外国のウィーンって所で
夏になると飲んでいる
定番の飲み物なんだってさ」
「へぇ~ ところで
ウィーンって 何処にあるんだい」
「まぁ〜まぁ〜 イイから
ひとクチ飲んでみるかい
おっ母さん」
「こんなの初めてだね〜
どれどれ
最初は ホイップクリームやら
チョコやらアイスで甘いけど
食べ進めていく内に
エスプレッソの濃厚で
ちょいニガな味がくるんだね」
「なんだか
大人のコーヒーパフェみたい
じゃないかい」
「おっ母さん それイイね👍
まさしく 大人のパフェだょ」
「でも コレ9月いっぱい
までの メニューなんだょ」
「なんだって そうなのかい
そりゃ〜残念だ」
「だから また直ぐに
来ても良いかな」
「まったく この子は
調子イイんだから 好きにおし」
「ありがとょ おっ母さん」
「この カフェメラージュって
言うのは なんだい」
「おっ母さん
それも 美味しいんだょ〜」
「おっ母さんも飲んでみたいね〜」
「おっ母さん また一緒に
来ようか 付き合うょ」
「お前が また来たいだけだろ
ホントに調子のイイ子だょ
誰に似たのかね〜」
「おっ母さん
それを言っちゃ〜
おしめえよ〜😁」
完