日常雑記

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観世音寺の鐘楼

2015-12-30 18:54:34 | 随筆

昨日に続く晴天、寒がりには有りがたい次第です。そこで近辺を散歩しました。既に戒壇院、観世音寺のライト・アップの用意ができております。お天気のせいかいつもより参詣者が少なくありません。各所には所縁の掲示板も設置されています。混雑を予想しての交通標識も例年のことながら煩瑣なほど丁寧に表示されていました。
大宰府観世音寺の鐘は京都妙心寺と姉妹鐘であるそうです。と[日本の名鐘(ソニー ミュージック)」の解説にあります。CDには十六の名鐘の録音が収められています。鐘は妙心寺と同じ黄鐘調だそうで、なかなか幽玄な音だと思えますが、老輩の耳には穏やかに聞こえるのみです。
鐘楼棟木上に陽射しを受けた小柄な鬼瓦がありました。ひとかど睨みを効かせていますので写しておきました。

大宰府市の生きもの

2015-12-27 14:46:26 | 随筆
大宰府市の生きものに付いて知るところが少なかったのですが、市史通史編を読むことで不知を補うことが出来ました。勿論眼に触れ得た範囲ですが、生きもの類の知識が僅かながらもあります。昨日貸し出しを得た大宰府市史通史編はいわゆる古代からの通史であり、自然環境に及ぶとは思っていませんでした。ところが目次第四章に動植物があって生物の自然環境を踏み出しに、魚類・両生類・昆虫類・鳥類・哺乳類・昆虫・植物の詳細が並んでいます。
高橋口橋から東蓮寺橋までは御笠川に沿った遊歩道と云っていいと思います。常は水量こそ少ないのですが、魚類や水棲鳥類の数はかなりのものです。今日もカワセミの美麗な姿や東蓮寺橋近くの水落ち付近ではナマズを眺めることもできました。両生類の生態についても先月末でもオタマジャクシを見ることがあり得ることを知りました。鳥類については未見のものが多いのですが、ただ市図書館付近ではイソヒヨドリの姿と美声をしばしば見聞きすることが出来ます。哺乳類については猪猿の災害をよく聞く話ではあります。第四章でジネズミという県産哺乳類のなかで最も小形で鼻先から尾の付け根まで約七センチメートル暗黒色のビロード状の毛を持ち、特殊な臭気の小動物がいるそうです。ただ子が親の尻尾を咥え、次の子がその尻尾を咥えて繋がり移動するユーモラスな習性があり、九州四国には生息するそうです。
この通史に限らず歴史資料や考古資料は地域柄当市には豊富にあるものだと思いました。

自然はハイテクで一杯

2015-12-25 20:19:34 | 生き物
十月十二・十四日に軒先の蜘蛛の巣から思いついてブログを書きました。昨日図書館から[生物たちの超技術監修志村史夫先生]を借りました。生物たちの人智を超えた驚愕の事実とありますので、取るものも取りあえず拝借しました。まずは先日来の興味である「クモの糸はスーパー繊維」という記事に眼が行きました。
芥川龍之介の名作にお釈迦様が、地獄の血の池でもがく悪人のカンダタを見つけ、カンダカが生前一匹の蜘蛛の命を助けてやったことを思い出され、救い出すために蜘蛛の糸を垂らして助けられるお話があります。
イワオニグモのなかには、引っ張る力が絹糸の約2倍、ナイロンの約1・3倍も有るそうです。伸度が50パーセントに達するものや、水に浸けると元の60パーセントに収縮し、弾力は1000倍に増大するといわれます。このような糸であれば人間一人をつり下げるなど科学的にも納得出来るお話ですね。
その外に生命力・構造色・擬態・の外に植物たちのすごい智慧などのお話が詰まっており、お正月休暇中(図書館の)に読みおおせるかなと思っています。

エンゼル・エコー

2015-12-23 12:26:34 | 随筆
古新聞のスクラップを見ていたら[視点]というコラムに武田堯男先生(明大水圏科学研究所教授・理学博士)がエンジェル・エコーについて述べられています。エコーとして電波が戻ってくることはよくある現象で、空気の乱れや上空を飛び廻る虫などが原因ともされています(視点掲載時)。
現在も気象衛星画像では雲の発生がみられないのに大気の屈折度の変化を受けて気象レーダー画像にエコーが表示される場合ががあるそうです。豊富なデーターがあっても天気予報が外れるのはそのせいかも知れませんね。

白鳥は

2015-12-22 13:14:00 | 随筆
詩人若山牧水先生の短歌は詩情に親しみを込めて記憶しやすいのです。ところが一首うろ覚えの記憶が補充出来ないので、若山牧水歌集(岩波文庫)買い求めました。実は昭和十九年出版された旅行記を所持しているのですが、紙質が極端に変色しています。文庫本の内容には記憶の短歌を探し得ませんでした。そここで乗りかかった船、当市図書館に明治文学全集が有ることに気がつきました。同全集(63)に明治四四年九月出版された「路上」の掲載がありました。明治四三年二月から同四四年五月までの作となっています。やっと巡りた短歌は次の一首です。
一昔まへにすたれし流行唄 くちにうかびぬ酒のごとくに