華麗な水中

管理人の気の向くままに更新していく、すごい自分勝手なブログ。(ぁ

デジモンワールド 第一話

2006-11-13 21:18:26 | デジモンワールド
俺はなぜここにいるのだろうか・・・
そして横のはなんだろうか・・・
名前はゴマモンとかいってたな・・・
でも納得がいかない。ここに来て一週間になるがどうしてもこの世界を信じられない。
いや、信じたくない。俺は家に帰って炬燵に入り、みかんを食べながら煎餅を食べるのが似合っている。絶対に・・・だから返してくれ・・・

話は一週間前になる。
俺の名前はカイトだ。漢字で書くと「海飛」。しかしみんなは俺の名前をかく時「カイト」と書く。なぜだろうか・・・
それを聞いたら「書きやすいから!」と返事が返ってきた。なんだよそれ・・・
俺は今友達を待っている。
これからデジモンカードを買いに行くのだ。
誘ったのはもちろん俺。一人で行くのは寂しいので・・・
「わりぃ!待った?」
そんなのんきな声とともに友達がやってくる。
「ぜんぜん!今来た所!」
待ったよ!かれこれ10分くらい待った!
そんなことを考えながら俺は気のきく返事を返した。
ナイス俺!
「じゃあ行くか!」
友達は遅れてきたのにも関わらず自転車に乗っていた。
こちらは動くのに後10分かかる。10分休んだからな。
「その前にこれやらね?」
俺はデジモンミニを出した。
俺の宝物の一つだ。こんな事だから俺はいつも「デジモンオタク」とか言われるのだ。
友達は何もしゃべらずにデジモンミニを出した。
「カイト!知ってるか?俺のデジモン昨日アグモンに進化したんだぜ!」
友達はバトルの準備をしながら話しかけてくる。
俺なんか買った次の日からゴマモンだ!
しかしそれから進化しない・・・なぜだろうか?
誰か知ってるならおしえてくれ!親に言ったら「これは発売社を訴えるのね!」といってきた。
訴えるはいきすぎだろ・・・
それも普通は無いポーズをとる。駄々こねたり・・・エサをあげるとたまに全部食べないときもある。
まるで生きてるようだ。
まあ俺はデジモンが好きなので発売社を訴えたりはしてない。
それに俺みたいな子供が裁判おこして新聞に載るのもいやだし・・・
そんなことを考えているうちにバトルの始まりだ。
まずは俺の攻撃がヒット。しかし相手は倒れない。
当てた事を喜んだのかゴマモンはこちらにVマークを差し出した。
そんな余所見してると・・・
俺が言い終わる前にゴマモンは相手の攻撃を受けた。
あ~あ・・・まったく・・・
悔しかったらしくゴマモンは攻撃を乱射した。
・・・ありえねぇだろ?普通・・・
友達もその行為にはなれたらしく、あまり驚いていなかった。
最初は驚きすぎてデジモンミニ交換しようとか言われたな・・・
その乱射が当ったのかこちらの勝ちだ。
「カイトのゴマモンおかしいって!かてねえよ!」
友達は何か文句を言っている。
聞えない方向で行こう。うん・・・
「じゃあ行くか!」
俺は容赦なく先ほど友達が口にした言葉いった。
なぜ同じかって?思いつかなかったからだよ!
友達は何か文句を言いながら自転車に乗った。
この愚痴も聞えない方向で行こう。
かれこれ話しながら20分。店に着いた。
ここにはデジモンカードが売っている。しかも店員の人がいい人だ。
「いらっしゃ・・・なんだあんた達か・・・」
店員は挨拶をやめ、普通の態度に戻った。俺たちはここの常連客だ。
だからってその態度は無いだろ・・・一応だが客だぞ・・・
「いつもの頼むのわ~!1パックで!」
友達はいきなり叫んだ。
しかもタメ口・・・一応年上だぞ?
「はいはい・・・で、そこのオタク君はどうするの?」
何を~!またオタクって言われたよ・・・もううんざり・・・
「じゃあ俺は2パックで!」
もっと買いたいがこずかいがピンチなんでここで押えよう。
店員は店の奥に行き、3パック持ってきた。
「ほらよ!」
店員は友達に1パック、俺に2パック持ってきた放った。
そしてレジにある金を適当に持っていく。
・・・俺ら一応客なんだけどなぁ・・・
いつもこんな感じですごしている。
今まではそうだった。
あの事件のせいで俺の人選はめちゃくちゃだった・・・
その後はゲーセンにいく。ここではバトルターミナルをやる。
ちなみにさっき入っていたのはゴマモンづくしだ。
2パック中両方にゴマモンが入っていた。
これは何かの因縁か?
一度で良いからゴマモンの進化、イッカクモンを見てみたい。
実際の所いまだ一度も見たこと無い俺だった。
今日こそ見るぞ!張り切ってバトルターミナルにデジモンミニをセットし、ゴマモンを呼び出した。
こちらでもゴマモンは浮かれている。
はぁ・・・ちゃんと戦ってくれよ?
俺はゴマモンを心配しながらもデジモンミニをポケットに入れた。
ゴマモンのカード一枚もだ。
他はバックにいれてそばにおいてある。
友達はトイレだ。
あまりこのゴマモンは見せたくない。笑われるだけだ・・・
そしてバトルスタート。
まずはゴマモンの攻撃。
「マーチングフィッシーズ!」
俺は声に出して攻撃ボタンを押す。
あ~・・・恥ずかしい・・・
すると攻撃が当り・・・いつもどおりゴマモンは浮かれ始めた。
まったく・・・
「あ~もう・・・俺がそっちにいってしつけてやりたいぜ!」
この一言が原因だ。何が悪いのだろうか?
誰か教えてくれ・・・
「来る?」
その一言が画面いっぱいにでた。
あ~・・・とうとう通信機械までバグった・・・
問題機械ですよ~
そんなことを考えていると・・・画面が光り始めた。
え・・・?
もう何がなんだかわからない・・・
俺は画面に吸い込まれてゆく。
トイレにいる友達よ・・・きずいてくれ!そして俺を救ってくれ!
あ~・・・頭が痛い・・・
と、いうよりくらくらする。
ほんと誰か助けてくれ・・・

きずいたらそこは見知らぬ世界だった。
そばには白い生物がいる。
あ~・・・夢かこれ・・・
「カイト!まってたぜ!」
白いのはそういうと飛びついてきた。
なぜ俺の名前をしっている・・・よく出来た夢だ。
しかも体温まで感じられる・・・ほんとよく出来ている・・・
「はあ・・・この夢早く終らないかなぁ・・・」
俺はつぶやく。
それが白いのに聞えたらしい。
「カイト!これは夢じゃない!現にカイトはリアルワールドにいないんだ!」
白いのがよくわからない事をいう・・・
少しだけ考える時間をくれ・・・
もう混乱しすぎだ・・・
何々・・・?
俺が現実世界にいないって?
・・・・え・・・嘘だろ・・・?
これから俺の新たな冒険が始まった。