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【滝の茶屋で書いてます】 

神戸市垂水区の、修理も得意なリフォーム屋さん

給湯器のお湯が熱すぎる!ということで・・・

2013-06-01 01:26:29 | 仕事
本日は、お仕事のお話を


賃貸マンションで、半年ほど前に取り替えたガス給湯器なのですが、


「台所でお湯を使っていると、急に熱いお湯が出た!お風呂は大丈夫」


という、ご相談があり、お伺いしてきました



理由はいくつか考えられるのですが、

気になったのは、台所のみ熱いお湯が出て、お風呂は適温だということ


もし、器具に不具合があれば、台所であろうと、お風呂であろうと、

はたまた洗面所であろうと、お湯を出せば症状が出るはず


まず、前提として、リモコンは付いています。

リモコン無しでも使える(温度は固定)のですが、

付いている以上、温度の設定は1℃刻みで可能なはずなんです。

もちろん設定は40℃前後の適温です。

なのになぜ!?



診断した結果は・・・


「出す量が少なすぎる」


というものでした



どういうことか。



まず、給湯器でお湯を沸かす(温める)仕組みは、

細いパイプの中に水を通して、それをガス火であぶる、

というもの


給湯器の頭脳部分は、設定温度やお湯の量などを瞬時に計算して、

「お湯を沸かすのに必要なだけ、ガスを燃やす」という、

効率の良い運転をします


ところが、蛇口で出すお湯の量が少なすぎると、

熱すぎるお湯になってしまうことがあるんです!!




これは、お湯を人間に例えると、わかりやすいかもしれません



まず、アナタはお湯(お水)です。


絵で説明すると、こんな感じ






いいですか!?お湯の気持ちになってくださいよ!?


学芸会で、「王子様」や「お姫様」ではなく、


「村人1」「通行人A」


ならまだしも、


「お湯」


と、決められてしまった場合を想定してください




責任感の強いアナタ。



受けたからには全力です!!!




まず、給湯器で沸かされるお湯の役柄ですから、


ガス火であぶられるワケです







で、学芸会の割に、本格的なセットをこしらえて、

実際に火であぶられると、想定してください!!

足下は熱いです!!


でも、安心してください


ほら、今回、リモコン付いてますから。

温度の調節1℃刻みですから。

台本通り、通り過ぎたら、温かい程度ですよ




ところがです!



なぜかわかりませんが、監督から「もっとゆっくり走ってみて!」

と、【とりあえずやってみてよー】みたいな指示が出て、

本来、快適なはずの通り道を、ゆっくり通過することに


いやいや、もちろん、そうなったと仮定してくださいよ!?


いくら弱火とはいえ、直火ですから、いつまでもあぶられるわけにはいかないんです!

でも、速く進むわけにはいかない。




絵でいうとこんな感じ






ほらね!想定外の熱さでしょ!?



でもこれ、実は、入居者さんが蛇口で出る量を絞ってるから、

こういう事態になるわけなんです・・・



ここのところ、暖かくなって暑いくらい。

元々のお水の温度が上がり気味。

そして、台所で使うお湯といえば、出し過ぎると飛び散るし、

なによりもったいないから、少しだけ出そう・・・



「普通にありますよね」



実際は、学芸会ではなく、給湯器の中で起こっているワケですが(わかってるって!?)


結局は、もう少し多めにお湯を出すしかない、ということ



もし、みなさんが同じような症状でお困りなら、一度確認してみてください。

実は故障じゃないかもしれませんよ




ワークショップをよろしくお願いいたします。

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