Gipsy Etiquette

08年春から東京で独り立ちしたYasuの奮闘日記

RAINMAN

2006-04-29 | Weblog
29/4/2006

最近感じるのは・・・

平日 早くね!?

この前月曜やと思ったら、あっという間に金曜やん!

特に今週は、前半の風邪問題で、なーんもしてへんし、あまりの時間の早さに焦りを感じてる。このままじゃ何も出来ないまま前期が終わる!!しっかりせねば!

とかいいつつ、今日は昼間で爆睡のねぼすけ(笑)。
やっとこさベッドから出て、昼食兼朝飯。ご飯を作ってる最中に、ピーマンを切り損ねて、自分の左中指を切って、出血(笑)。血なまぐさくなってしまったチャーハンを食べ、やる気がうせた・・・。今日は引きこもり。

トムクルーズ主演のアカデミー映画RAINMAN見ました。

さすがにアカデミー作品だけあるね。いい話だ。ほんと。
自閉症の弟にだんだんと心を開いいく兄のチャーリー。かみ合わない歯車が、次第にかみ合い、お互いの距離が近づく。兄弟愛を描いた映画。

ちょっと話がづれるけど、今思い出したので、僕の障害者の思い出話を書いてみようと思う。

小学校のときに、一人障害者の子がいて、俺も含めみんなその子を避けていた。
ほとんど喋れなかったし、人の手を借りないと一人で歩くことも出来なかった。でも、外見は、少しヒョロっとしたところを除けば普通だったし、まわりの子に危害を加えたりということもなかった。みんながその子のことを避ける理由は、その子の唾だった。
口に力を入れられなかったのか、いつも口からトロ-ンと唾をたらしていて、僕も回りの子も、それが不潔ゆえに近づかなかった。近づくとその唾が自分につく、そんなことでみんなその子から離れてた。

でもその子は、いつも笑ってた。言葉が分からなかったのかわかってたのか、わからない。ただ、どんなことを言われても、その子は笑顔だった。
けして作り笑いとかでもなかった。ほんとに心の中から楽しんでいた。僕たちクラスメートはその子を避けていたにもかかわらず・・・。

その子のお母さんも印象的だった。
「この子は友達といることが何よりもすきなのよ」、「今日も嬉しそうな顔をしてるわ。よかったね。みんなと一緒に学校に来れて」。学校が終わって、迎えに来るときにいつも決まってそういったことを話していた。そんなお母さんの話を聞いて、僕たちクラスメートはいつも、ちょっとした罪悪感を感じていた。

後で知った話だが、その子はもともと、障害の重さから、一般の小学校ではなく、養護学校のほうへの入学を勧められていたらしい。そこを、そのお母さんが断り、僕らが行っていた一般の小学校に入学させたんだとか。

「普通の子の中で、同じように教育させてやりたい」「みんなにも障害者と触れ合う機会を持ってほしい」「小学生という早い時期から、“障害”という言葉を学び実感してほしい」

「おばちゃん、僕たちはその子とは友達にはなれないよ。違うところが多すぎるよ。その子は笑ってるけど、僕たちとは、一緒にやっていけないよ。僕たちはただ、その子を傷つけてるだけだよ。」
その子のお母さんが迎えに来るたび、僕は罪悪感をかんじながら、そんなことを思っていたが、今考えると、それは全部、その子のお母さんにもばれていたはずだ。お母さんにとって、僕たちとその子が普通の子と同じように本当に仲良くやっていけるなんて、思わなかったはずだ。たかが小学生、お母さんはそんなことは望んでいなかった。

僕たちに障害者の存在を知ってほしかっただけなんだ。世の中には、こういったあなたたちとは違う子もいる。大人になってどういった付き合いをしていくのかは、これからのあなたたちの課題。けして逃げてはいけない。

今になってそんなことを感じる。
その子が今どうなってるのかわからない。ただ、あの子の無邪気な笑顔は今でもはっきり覚えてるし、お母さんの意思はしっかりと受け継ぎたいと思う。

普通に生活できることは当たり前なんかじゃない。
そういった障害を持った人だけにかかわらず、世界にはいろんな人たちがいる。
そんな中で、普通の生活をしていることは、ほんとに尊いことだ。

そこで大事なのは、そういった感謝だけで終えてはいけないということ。
僕らがすべきなのは、“できる人間”として、“したくても出来ない人”たちのことを考えること。何かよくする方法があるはずだ。感謝なしで生活していると、そういったことを忘れがちだが、それでは何も進歩しない。

誰もが笑顔になれるような社会。そんな社会に貢献できる人間になりたい。


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