アカシアの木の風下に立つと心地よい
アカシアの香りで全身を包まれます。
< アカシヤの 花 の下で >の歌詞は
石原裕次郎の”赤いハンカチ”ですが、
私が高校時代に芥川賞を「アカシアの大連」
で受賞して注目を浴びた清岡 卓行さんが先日
亡くなられました。
亡くなった前の奥様との出会いを植民地
時代の大連を舞台に描かれた作品で、
高校生の私はとても強い印象を受けました。
NHKラジオの朗読の時間で聞いた
「鯨もいる秋の空」は奥様を亡くして
から奥様のことを回想する場面に
心を打たれました。
自分も妻を亡くした今になってから、
「鯨もいる秋の空」を書かれた清岡さんの
気持ちがいっそうよくわかる気がします。
ある愛の詩