御成婚50年・御即位20年記念特別展「両陛下－想い出と絆の品々」（三の丸尚蔵館）

平成21年度も終わりにきまして、御即位20年記念関連式典もほぼ出揃った感じですね。三の丸尚蔵館でも記念特別展の最終節に入りました。

→宮内庁　三の丸尚蔵館　御成婚50年・御即位20年記念特別展

第5期は「世界の国々との友好の絆」ということで、外国からの来賓が持ち寄った、もしくは両陛下が海外に行かれた際（皇太子時代も含む）に現地でプレゼントされた品々というのが展示されています。
1800年代の初版本なんていう珍しいものもあったり、どこか呪術的な金属製の仮面のついた神像があったり。
中にアフリカのどこの国のものだったかは忘れてしまいましたが、1メートルくらいになる木彫りのキリンの置物がありました。デフォルメ具合がとても品よく出来た親子のキリン像で、とても素敵だったんですが。いざ自分が旅行に行ったとしたら持ち帰れないからと真っ先に諦めた類だろうなぁ、と羨ましさ半分(笑
こんなのがもし家のリビングにあったらとても目を引くし。あの時はこんなことがあったね、なんてそれを見るたびに思い出話が出来るし。とても良いお土産だなぁなんて、庶民的発想で眺めていました。
お上とはリビングの広さからして全然違いますが…((^^;;

勿論、国王、王族、大統領といったような人とのやり取りですから、繊細なレースとか、豪奢な陶磁器、煌びやかな金銀細工などそりゃもう溜息をつくばかりのものも沢山あります。

なかなかお国柄が表れていて面白かったです。
それだけに逆に日本からはどんなものを贈ったのかなーと、それが気になりました。
佐賀錦とか西陣とかの絹製品か、輪島などの漆工芸かなぁ。もしくは伊勢志摩の真珠かしらん。
日本って綺麗なものいっぱいあるなぁ！
改めて身の回りの綺麗なものを愛でたい気持ちになりました。

余談ですが。
皇居東御苑の梅は今が見ごろ！とても良い香りで美しく咲いてます。期間限定の”綺麗なもの”です。写真が趣味の人などは是非どうぞ。
桜の嶋全体はまだまだですが、早咲きの川津桜は満開です。この時期に満開の桜はとても目立ちます。外国からの観光客も写真を撮るのに一生懸命。一本の木に沢山の人々が群がっていました。日本といえば桜、なんでしょうねぇ。大人気です。

皆さん頭上ばかり見ていますが。実はその足元に薄緑色のふきのとうもいっぱいいっぱい出ています。気づかれないのがかわいそうなくらいです。
庭園管理の関係者と「美味しそうだねー」「こんなに育っちゃったのは駄目だね。あっちのくらいが美味しいはず」「これだけあったら天ぷら山盛り作れるよ」なんて笑いながら眺めていました。
植物の名前を覚えるのは苦手なのですが。食べ物が想像できるとなんとなく覚えられる気がします。ああ、食いしん坊万歳(笑