ダイバーが「海中で石像とご対面」している写真を使ったポスターのインパクトが強かったので、興味を覚えて見に行ってみました。
→「海のエジプト」展公式HP
一応歴史屋の端っこにいる私ですが、考古学となると実はちょっと別分野。アプローチの仕方とかが文献とは少し違っていて「へ~」と感心することやらもあったり。ましてや今回の展示は、テーマが海洋考古学。どんなものなんだろう…という野次馬的興味本位で覗いてきました。
今回は、海から引き揚げられた巨大なファラオ像(なんと5メートル!)というのがまぁ、最大の目玉展示で。
いやぁ、ほんとに。大きいです。びっくり。
そのまま海に沈んでいたのではなく、7つか8つ位に割れて海底の砂に埋もれていた石片を組み立てた、というものなんですが。
それにしたって、こういう石の大きな建造物というのは日本には珍しい文化なので、単純に驚いてしまいます。
普通に地上にあってもびっくりですが、これを海から引き揚げた技術にも驚きを禁じえません。
まぁ一番は。
その出土物を日本にまで持ってきちゃったという強引さ(?!)にびっくりですが。
何せエジプトからスフィンクスを引っ張ってきたようなもんですからね。
しかも横浜会場のみの展示で、巡回展をしないというのだから、太っ腹。
入場料が高いのもさもありなん、という具合です。
メインはこの石像(しかも3体!)なので、それを見に行ったのだと言えば、まぁそうなんですが。
それにしては、入場料が高いぞと(笑
展覧会としては、内容がこう、散らかった感じが否めず。
他にもたくさん、こまごまとした発掘品(実物)が展示されてたんですが。それが生きてない感じ((^^;;
なんだかもったいなかったなぁ。
今回の海底調査はそもそも、地震によって沈んだらしい古代エジプトの都市の元の位置を特定しようという試みがあったらしい。
文献にはあるものの、その場所が今では(何せ島が海の中に沈んでしまったため)不明になっていたかつての宗教的都市ヘラクレオン。
目論見通り、今回の調査海域からその都市を指し示す石の祠が出土(というのか?海洋考古学でも?)したことによって、確かにその場所が特定されるにいたった。
というのだが。
その「へぇ~!」という考古学的感動がイマイチ伝わりにくい。
なんでだろうなぁ。。。
実は正解を導き出すのに200年かかった立体ジグゾーパズルだという、紀元前4世紀ごろのものといわれる「デカン」の祠堂というのもある。その石の祠が持っている時代背景はとってもドラマチックなのだけど。どうもそれが演出されてない感じ。
展示に強弱がないとでもいうのかな。
説明文、写真、図、そして実物。色々なアイテムで世界を表現しているはずなんだけど、どうもそれが「雑誌」をめくってるだけみたいな感じがして、折角の実物を前にしているのに平面的に思えてしまった。
ドキュメンタリー映像や、グラフ雑誌なんかで紹介されていたら、とても興味深い内容、構成になっていると思う。
けど、折角なら。
実物を見てるからこその感動というのがほしい。
その辺が残念。
→「海のエジプト」展公式HP
一応歴史屋の端っこにいる私ですが、考古学となると実はちょっと別分野。アプローチの仕方とかが文献とは少し違っていて「へ~」と感心することやらもあったり。ましてや今回の展示は、テーマが海洋考古学。どんなものなんだろう…という野次馬的興味本位で覗いてきました。
今回は、海から引き揚げられた巨大なファラオ像(なんと5メートル!)というのがまぁ、最大の目玉展示で。
いやぁ、ほんとに。大きいです。びっくり。
そのまま海に沈んでいたのではなく、7つか8つ位に割れて海底の砂に埋もれていた石片を組み立てた、というものなんですが。
それにしたって、こういう石の大きな建造物というのは日本には珍しい文化なので、単純に驚いてしまいます。
普通に地上にあってもびっくりですが、これを海から引き揚げた技術にも驚きを禁じえません。
まぁ一番は。
その出土物を日本にまで持ってきちゃったという強引さ(?!)にびっくりですが。
何せエジプトからスフィンクスを引っ張ってきたようなもんですからね。
しかも横浜会場のみの展示で、巡回展をしないというのだから、太っ腹。
入場料が高いのもさもありなん、という具合です。
メインはこの石像(しかも3体!)なので、それを見に行ったのだと言えば、まぁそうなんですが。
それにしては、入場料が高いぞと(笑
展覧会としては、内容がこう、散らかった感じが否めず。
他にもたくさん、こまごまとした発掘品(実物)が展示されてたんですが。それが生きてない感じ((^^;;
なんだかもったいなかったなぁ。
今回の海底調査はそもそも、地震によって沈んだらしい古代エジプトの都市の元の位置を特定しようという試みがあったらしい。
文献にはあるものの、その場所が今では(何せ島が海の中に沈んでしまったため)不明になっていたかつての宗教的都市ヘラクレオン。
目論見通り、今回の調査海域からその都市を指し示す石の祠が出土(というのか?海洋考古学でも?)したことによって、確かにその場所が特定されるにいたった。
というのだが。
その「へぇ~!」という考古学的感動がイマイチ伝わりにくい。
なんでだろうなぁ。。。
実は正解を導き出すのに200年かかった立体ジグゾーパズルだという、紀元前4世紀ごろのものといわれる「デカン」の祠堂というのもある。その石の祠が持っている時代背景はとってもドラマチックなのだけど。どうもそれが演出されてない感じ。
展示に強弱がないとでもいうのかな。
説明文、写真、図、そして実物。色々なアイテムで世界を表現しているはずなんだけど、どうもそれが「雑誌」をめくってるだけみたいな感じがして、折角の実物を前にしているのに平面的に思えてしまった。
ドキュメンタリー映像や、グラフ雑誌なんかで紹介されていたら、とても興味深い内容、構成になっていると思う。
けど、折角なら。
実物を見てるからこその感動というのがほしい。
その辺が残念。
びっくりしました。何この値段。
展覧会は、1800円がギリだよねと思っていたんですが、
ついに2000円越えたんですね。オソロシイ。
今年も秋の展示は、どの美術館も力入ってますね。
東博で若冲もドバーッと出るし。
また何かご覧になったら、ぜひ感想を聞かせてください。
展示の仕方も面白かったのに、なんででしょうね?
TDLみたいと思ってしまいました(^^;
お土産売り場に「王家の紋章」コーナーがあったのには驚きました(笑)
高いでしょぉぉぉ?!
しかもシルバー料金なしです。
えらいことするもんです。
これから秋の展覧会ラッシュに突入ですね♪
ハプスブルグも若冲も、楽しみです。
確かに、あの導入の映像効果はTDLですね。うん。
雰囲気はすごくよく出てたんですけどねー。薄っぺらい感じがぬぐえず。残念でした。
(しかも高杉・笑)
キティに名探偵コナンに王家の紋章と。
タイアップ商品花盛りで、大賑わいのグッズショップでしたね。
やっぱりTDL形式だ・・・。