ひさらのきまぐれ。

多趣味だけどどこかぼんやりな私(ひさら)の気まぐれブログ。
趣味の話、日々の話。

春の花々

2010年03月26日 | ニュース!
デスクワークばかりが続くので気分転換に近所の公園を散歩など。
(単に仕事に飽きた、とは言わない・笑い)

住民発案のこの公園は、芝生で子供たちが思いっきり駆け巡っていたりする気持ちの良いところです。
ぐるりと囲む植樹帯は、まだ出来立てっぽくてヒヨヒヨな木ばかりなんですが。
レンギョウ、ハクモクレン、ユキヤナギ、ヒュウガミズキが満開。
桜はまだ咲きませんねー。




レンギョウ
子供の頃家の近くの垣根にもいっぱい咲いていたレンギョウ。私にとっては遊びに使った思い出深い花です。
花を摘んで逆さまにして上から落とすと、花弁を羽根のように広げてクルクルとコマのように高速で回りながら落ちていくんです。その様子がかわいくって綺麗で。見ているとはまっちゃうんですね(笑
いくつもいくつもブロックの垣塀の上から落として遊びました。
懐かしいなぁ。
英名は「ゴールデンベル(Golden bell flower)」。黄金色の鐘ってほんとそのまんま(笑




キブシ
房状に淡黄色の花だけが咲く(葉っぱは全部なくなっている)なんだか分からない木も発見。
調べてみたら、キブシらしい。(インターネットってスゴイ)
果実を染料の原料である五倍子(ふし)の代用として使ったことから、「木五倍子」の名前がついたとか。
五倍子といえば、鉄漿(おはぐろ)の材料。今は花だけなので、実は分かりませんが。きっとつぶれると真っ黒になったりするんだろうなぁ。

誰かが植えているんでしょうか、部分的にちょろちょろっと草花も植わっていました。




ゲンノショウコ、スイセン

こうして見ても、やっぱりこの時期は「白と黄色」の花ばっかり。
虫にとっては黄色という色は特別みたいなんですが。(他の花と見え方が違うらしい)人間にとっては、真っ赤な紅梅や、濃いピンクの桃の花なんかが咲いていると目を奪われますよね。
桜ってなんだか得してるなぁ。(ナニソレ

そうそう、桜といえば。
随分昔ですが小学生に桜の絵を描かせる実験をしたのを見ました。桜といって分からない子には満開のソメイヨシノの画像も見せて。
すると、日本の子供たちは、殆どがチラチラと舞い散る花弁をピンクで描くのですね。桜=花、という認識があるらしくて、実際には一つ一つは見えないのに花の形を描く子もいる。
一方欧米の子供たち(日本に滞在してる)は白やグレーで、しかも雲みたいにぼわーーっと雰囲気だけ描く。むしろ木の幹や枝を描くことに熱心だったりする。花だと認識している様子は薄かったです。

日本の子供たちは一体いつ、桜色=ピンクの感覚を身に付けたんでしょう。
確かにソメイヨシノなどは近くで見ても、白いですよね。
墨染め桜なんて言葉もあるくらいだから、実際日本人の目にもグレイに見えてはいるはず。
でも、桜色=ピンクだと、小学生でも思っている。
こういうのはどういう段階で刷りこまれていくものなんでしょうねぇ。

また先日、お庭作りの専門家が不思議だとおっしゃっていました。
昨今種の輸入は当たり前で、更に園芸用の品種改良に告ぐ改良で次々新しい色の花が作られているというのに、何故か福寿草だけはこの所謂小判色の花しか日本で見ない。ヨーロッパにはオレンジ色の福寿草がたくさんあるのに、何故これだけ輸入されないんだろう、と。
福寿草といえば黄色、というイメージが強くて、きっとオレンジ色のは人気がないんでしょう。でも福寿草だと思わずオレンジ色の花だと思えば、明るいし綺麗だったら花壇にでも何にでも使うはずです。
確かに不思議です。

そういう「決まりごと」のようなものというのは、いつ出来上がって、どうやって浸透していくものなんでしょう。
これがヨーロッパだとまた別の決まりごとがあるんでしょうか。
実に興味深いです。

答えは出ませんけどね。。。

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