ひさらのきまぐれ。

多趣味だけどどこかぼんやりな私(ひさら)の気まぐれブログ。
趣味の話、日々の話。

折り紙教室

2009年05月02日 | 折り紙
半年程前にとった折紙講師の資格
折角だし、何かに生かせないかなと思って就職(?)活動をした結果、介護老人ホームで折り紙教室を開くことになりました。

施設にとっても折り紙教室は初めての試み。
急に決めたイベントだということもあって、どのくらいの人が参加するか見当がつかないとのこと。
私にしても、皆さんがどのくらいのことが出来るのか、全然分かりません

事前に施設長はじめスタッフの方たちと打合せをしてはみるものの、「やってみないと分かりませんね」ということで、手探りでスタートです。

私のモットーは「シンプルなテーマ」。
今回は「季節感を演出する折り紙」として、五月のお節句をイメージ出来るものなんかが作れたらいいかな、と。

ここで悩むのが難易度の設定。
折り紙なんて子供のするもの、という先入観がある人には簡単すぎるのもどうかと思うし。かぶとくらい子供のころに作った事ある人が大半だろうから、そんなもん今更?と思われたりして、とか。
ただ、今回は実験的な試みということもあって、認知症の度合の割と高めの方を中心に設定しているので、恐らく細かい作業には限界があるだろうと。
はてさて。

とりあえず、五月お節句といえば、「かぶと」と「あやめ」だろうということで、こういうものを作りますよ、というサンプルを持参してみました。
伝統的な「かぶと」と「あやめ」のほか、いくつかバリエーションで「変わりかぶ」となんかも作っていったところ、「これカッコイイ!」「これ素敵ね、作ってみたいわ」と好感触。
ただ・・・バリエーションは人気ではあったんですが流石に、皆さんの手つきを見るに無理そうなので((^^;;

伝統的な「かぶと」をちょっと変則的にした「つのかぶと」を作ってみることに。

当初、私としては2、3人も参加すればいいところかな、なんて思ってたんですが、なんのなんの。
15人弱の参加者で、さぁ大変!

折角の折紙です。カラーセラピーなどという大仰なことは言いませんが、鮮やかな色は脳に刺激を与えてくれるはずです。
固定化しないで、いろんな色を楽しんでもらいたいと思っているので、たくさんの色紙の中から好きな色を選んでもらおうと思ったら、これがまぁ大騒ぎになるわけです(笑

どうにか1枚ずつ配り終えて、スタート。
半分に折って、更に角を合わせて…などと一つ一つの手順を見本を折り、皆さんの手元を見て回る。施設の担当者も一緒に見て貰いながらだったので、悪戦苦闘しながらもどうにか全員が「かぶと」を折り上げたのは20分くらいたったころ。

出来た、ということにすごく喜んでもらえたので。
勢いついてもう一つ「あやめ」に挑戦することに。

ところが・・・。
これが思いのほか手こずりました。
自分で折るのと、教えるのとではかなり勝手が違う、ということの見本のようでした。
細く何重にも折り込むのは、よほど手先の動きを集中させないと難しいようで、角がきっちり折れてないと形にならない造形の場合はちょっと難しいかも。
開き出すなどの立体的な折り方は口で説明するというのがしにくいということもあって、なかなか伝わりませんでした。

ただ、まぁ。大変だったこともあって、出来あがった時には皆さん大喜び。とくと眺めて、お部屋に飾ろうなどと言ってらっしゃいました。

予定の1時間を10分程度オーバーしたところで終了。
私一人汗だくになっての折り紙教室でした。

施設長にもおほめの言葉をいただき、今後もイベントとして続けていくことになりました。
次回はもう少し、難易度の設定を考え直したいと思います。

イベント中の写真でも記録程度に残そうと思っていたのですが。
全然そんな余裕ありませんでした・・・。がっくり。

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