遭遇、カオスにて---伝統・現代・日本・西洋（セゾン現代美術館）

セゾン現代美術館（軽井沢）に行ってきました。
→公式HP　http://www.smma-sap.or.jp/index.html

いつの過去もかつては未来だった―――。
過去と未来、日本と西洋を混淆にして見せる試み。

洋の東西も、時代も並存させる展示だった。

マン・レイのオブジェの横に、鎌倉時代の鉢が置いてあったり。
横尾忠則の宗教画風な油絵の隣には、曼荼羅がかけてあったり。
なんでもありで面白かったです。

中でも作家名も作品名も失念してしまったのですが、時間ごとにスイッチが入って音を立てる大きなオブジェが一番興味を引きました。
タイヤや鍋、剥製や電化製品の一部などなど色々な廃品を3メートルくらいの高さの台車（？）４つくらいにごちゃごちゃと組み上げ、積み上げてたものなのだそうで。色んな角度から覗きこむと、それぞれに何かが見つかる。
時間になるとモーターにスイッチが入ってあちこちにある歯車（ギアみたいなものや、自転車の車輪など）がそれぞれに回りだす。ゴムが引っ張られてその先につながれた撥がポコッと鍋の底をたたいたりして音が鳴る。カウベルやシンバル、大太鼓、何かの金属などがあげるペコ、トン、ジャンと不規則な音。全体の動きの不規則さや、ギシギシした感じなどが不思議と面白い。特別音楽的なものがあるわけでも、見ていて新しい変化があるわけではないのに。
大人も子供も、不思議と見入っていました。

セゾン現代美術館は、お庭を散歩すると気持ち良いです。



キオン



シシウド

雨上がりに行ったので特に緑が綺麗で、なんでもない野草の類ですが、大きくみずみずしく育っていました。
ここから歩いて5分もかからないところは、有名なホシノリゾートの施設があって（年々増える）それはそれはビックリするくらい人がいましたが（道路も大渋滞）。ここは空いていてゆっくりすることが出来ました。
結構穴場かも？