No.0027 「五木寛之: 大河の一滴」
通勤や移動時間や隙間時間にしか読めないもんだから、比較的に速読な私も読破に2日も掛かった。何度も読みたいナと思った一冊でした。現代の人間は謙虚さを失っているのではないだろうか?と問題提起から始まって、失敗を必要以上に恐れている現代人を嘆いていらっしゃる著者。何十年も前から、人間って同じ悩みを抱いていて、その年度毎に「今の若いやつは....」と落胆する。
たくさんの失敗をする人生ことが、価値のある人生であって、失敗からたくさんの事をまなんだ人々によって、相互に認め合う社会こそが寛容性に繋がるんだと話を展開される一冊。
人間は「光」と「影」の両方に生きているから、人間が作り出すものなんて、ほんの「大河の一滴」にすぎないんだ。
だからこそ、儚くて、悲しくて、愛おしいんだわナ。
おやすみなさい、良い夢を。
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