必要以上に望むのはあきません。
大きな夢を持たずに毎日を丁寧に生きなさい。大きな会社に雇われて安定しなさい。
無理をしたらあきません。感謝を忘れてはいけません。与えられるより与えなさい…。
子育てが一段落ついた55歳の初夏。当時3歳の私を引き取って、私がとりあえず1人
で何とか生きられる年齢になる16歳までを一緒に過ごしたバアちゃん。戦争時代を
生きぬいた人だったから徹底した節約家で、社会で生きながらえる方法をいろいろ
諭されたけれど、教えられた事を何ひとつ守ってないアホ孫だと気付いた。
あんなに一緒に過ごしたのに、手元にあるのはたった2枚の写真。
あの頃のようにいつでも私を諭します。
ムリハアカン、アタエラレルヨリアタエロ…と。
『あら??以前にどこかでお会いしましたかね?』
あのね、おにぃさんヨ。生きていくためにはいろんな物を求めてはいけませんのヨ…
あのね、おにぃさんヨ。人は周囲への感謝を忘れたときからダメになっていくのヨ…
あのね、おにぃさんヨ。小さな積み重ねが、日々の小さなコツコツが、大切なのヨ…
私が巣立って、たくさんの水が橋の下を流れた頃に、高齢になったバアちゃんは、
病院での生活になった。小さなベッドが必要以上に広く見えるくらいに細くなった
バアちゃんは、いつの日にか私の事が私だと分からなくなった。
それでもなお、にっこり笑って私を諭し続けたな。
それからさらにたくさんの水が橋の下を流れた今....。
いつまでも大人になれないでいるままのアホ孫は、そろそろアホを卒業して
実践的に行動してもいいかもしれない年齢になりましたわナ。アホならアホ
らしく、自分なりに実践してみましょうかね。
以前にお会いした事のある、『とある老婆』から教えられた教訓をナwww
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