『紫影のソナーニル DRAMA CD
ブルックリンの騎士 EPISODE:BROOKLYN』

随分前に購入したのですが感想書くの忘れておりました…すみません。
しかし感想というよりあらすじのような?レポートのような?いつものクオリティーです…
構成はゲーム本編と同じく、地下世界(リリィ・A)と地上(エリシア)の場面が交互に同時進行。
戦闘シーン有り。リリィは魔女にならず不参加。
音声化のため表現も安直になり、ゲーム本編とは違って状況や心情が理解しやすかったです。
・収録時間 69分42秒
・トラック数 12
・登場人物
リリィ・A・エリシア・アラン(回想)
(ドラマCDオリキャラ)
ブルックリンの騎士
ブルックリンの少女
・BGMはゲーム本編と同じ
リリィが紫影の果てに辿り着く前の話。
ゲーム本編には描かれなかった、NYブルックリン・エリアでの話。
誰も覚えてない(正確にはAだけは覚えている)、ブルックリンでの出来事。
気になったのは金属音や戦闘シーンのSE音量が大きかったこと。
いきなり『シャキーン!』とか『ドカーン!』とか、ホントびっくりした…イヤフォンで聞いているから余計辛い…
ジャケ絵にはリリィとブルックリンの少女が描かれてますが、見ての通り二人とも容姿が似ています。また少女を守る騎士という構図も、リリィとAの関係に重なります。そんな二組の話です。
テーマは『忘れる』です。
以下ネタバレ注意!
導入はエリシア少女時代の回想から。
アランと電話で『スーパーマン=鋼鉄の男』が話題に。
この鋼鉄の男がブルックリンの騎士のことでしょう。
少女時代のエリシアは相変わらず可愛いし、アランのウンチクとピントズレの脱線はお決まりで…久々に彼らに会えて嬉しかったです。この時の二人でいられたらよかったのに…いや、でもそうなるとリリィやAは存在する必要がなくなってしまうのか…
そして場所が切り替わり地下世界。リリィとAを乗せた地下鉄の中。時系列は、ブロンクスを出立し2日後。クイーンズブリッジに辿り着く前の話。
ブロンクスの時と同じく、線路に壁が立ち塞がっており前に進むことができない。よってその土地の管理者に壁を開けてもらわないといけない。
リリィは車輌を出て、Aを伴い、周辺を歩いていると脚がメタル化したブルックリンの少女に出逢う。
少女は自分の名前も思い出せないほど、何もかもを忘れている状態。
その少女がブルックリンハイツにリリィとAを連れて行き、そこでブルックリンの騎士と出会う。騎士は『明日の夜までにこの土地を立ち去れ。さもなければ、剣で両断する』と言う。
壁を開けさえすればすぐにでも立ち去るとリリィは言うが、騎士は承諾しない。何故かというと、騎士は紫影の塔の主と契約しており、リリィを阻めなければ、騎士と少女は物言わぬモールにされてしまうから。
地上に場面は変わり、エリシアとジョンはブルックリンハイツの一室(騎士が一人で住んでいた部屋)で指輪を見つける。その指輪の内側には『愛をこめてジュン(ブルックリンの少女)へ どうか私を忘れてくれ』と刻まれている。
そして騎士(ヘンリー)の回想。
ヘンリーとジュンは夫婦であったが、ヘンリーの仕事の都合で離れて暮らしていた。
ヘンリーはある結社に属しており、天使に惨たらしく殺されるくらいなら…と思い、自分の手でブルックリンの人々を自決させた。どうせ結果が同じであるならば、いくらかこちらの方がマシだとヘンリーはそう思うしかなかった。
しかし、地下世界に落とされてからも同じ罪を重ねてしまう。ジュンのメタル化を防ぐには、また地下世界のブルックリン人々を捧げる(モールにする)しかなかった。
ヘンリーは2つの罪を犯しており、それをジュンに隠し、知られることを恐れている。
ジュンはヘンリーの罪を思い出してしまい、ヘンリーは暴走し、リリィとAがその罪を断罪することになる。
Aの影であるランバージャックは騎士の剣を両断。
ジュンはヘンリーの罪を知ってからも『大好き』と言うが、対するヘンリーは『忘れてくれるのか、私の罪を…』と。
…いやいや、言いたいことは違うんだよ!ジュンはヘンリーの罪も含めて貴方を愛するって言ってるのよ!決してヘンリー自身の罪を忘れるつもりもないし、赦すつもりもない。でもそれは貴方を構成する一部なんだから、それごと愛するって言ってるのにぃ!ちゃんと分かってやれよ!と思いました。二人とも互いのこと想っているのに報われない…
まぁ、ソナーニルに登場するCPはある意味報われないないのが標準仕様ですが…それが切ない…
そしてヘンリーの罪を断罪したので、ヘンリーとジュンはメタル化。
その前にヘンリーはリリィに礼として願いという呪いをかけ、リリィもそれを受け入れる。
『ブルックリンであったことを忘れてくれ』と。
地上のエリシアとジョンに場面が切り替わり、目覚めたエリシアは野営をしていて、どの建物にも入っていない。握り込まれた右手には結局指輪など何もなく『夢、よね…?』と夢オチで終了。
同じく、車輌の中で目覚めたリリィにもAが『夢だよ』と優しく諭す。
そして、車輌はクイーンズブリッジに進む。
以上!
『忘れる』がキーワードの話でした。
しかし『忘れる』というより、『忘れることにした』っていう表現の方が正しいのかな…両者は明らかに違いますからね。
リリィ、ヘンリー、ジュンの三者とも覚えていても辛いことだし、ヘンリーとジュンも忘れることを望んでいる。Aは忘れることを受け入れたリリィが『優しい』と言いましたが、Aも十分優しいよ。誰も傷つかない優しい嘘をついて、それに付き合っているAが一番辛いし、優しい。
でも、まぁ、Aはリリィが自分の存在の全てだから、そんなこと露ほど思ってもいないと思うけどね。
リリィは『覚えていてほしい』と望んだことを覚えていて、『忘れてほしい』という望みを受け入れる。
それが最終局面、紫影の塔で自分の存在が消されそうなとき、出逢ったみんなが手を差し伸べるシーンに繋がりますね。
また再プレイしたくなりました…
集中力と根性が必要ですが…
最終章だけでもしようかしら…
収録時間70分でしたが、集中力が切れずに理解することができて、ホッとしてます。
ソナーニルは本編が文体にクセがあるので集中力を凄まじく要します…でも、面白い。
リリィは相変わらず可愛いいし(とくに寝言でふにゃふにゃしてるところ)、Aも相変わらず、さらっとしれっとカッコいい…
ソナーニルファンには是非とも聞いてほしいドラマCDだと思いました。
この話を知らなくても文字通りリリィは『忘れて』いるのでゲーム本編には支障ありませんが、私は『忘れません』。
ブルックリンの騎士 EPISODE:BROOKLYN』

随分前に購入したのですが感想書くの忘れておりました…すみません。
しかし感想というよりあらすじのような?レポートのような?いつものクオリティーです…
構成はゲーム本編と同じく、地下世界(リリィ・A)と地上(エリシア)の場面が交互に同時進行。
戦闘シーン有り。リリィは魔女にならず不参加。
音声化のため表現も安直になり、ゲーム本編とは違って状況や心情が理解しやすかったです。
・収録時間 69分42秒
・トラック数 12
・登場人物
リリィ・A・エリシア・アラン(回想)
(ドラマCDオリキャラ)
ブルックリンの騎士
ブルックリンの少女
・BGMはゲーム本編と同じ
リリィが紫影の果てに辿り着く前の話。
ゲーム本編には描かれなかった、NYブルックリン・エリアでの話。
誰も覚えてない(正確にはAだけは覚えている)、ブルックリンでの出来事。
気になったのは金属音や戦闘シーンのSE音量が大きかったこと。
いきなり『シャキーン!』とか『ドカーン!』とか、ホントびっくりした…イヤフォンで聞いているから余計辛い…
ジャケ絵にはリリィとブルックリンの少女が描かれてますが、見ての通り二人とも容姿が似ています。また少女を守る騎士という構図も、リリィとAの関係に重なります。そんな二組の話です。
テーマは『忘れる』です。
以下ネタバレ注意!
導入はエリシア少女時代の回想から。
アランと電話で『スーパーマン=鋼鉄の男』が話題に。
この鋼鉄の男がブルックリンの騎士のことでしょう。
少女時代のエリシアは相変わらず可愛いし、アランのウンチクとピントズレの脱線はお決まりで…久々に彼らに会えて嬉しかったです。この時の二人でいられたらよかったのに…いや、でもそうなるとリリィやAは存在する必要がなくなってしまうのか…
そして場所が切り替わり地下世界。リリィとAを乗せた地下鉄の中。時系列は、ブロンクスを出立し2日後。クイーンズブリッジに辿り着く前の話。
ブロンクスの時と同じく、線路に壁が立ち塞がっており前に進むことができない。よってその土地の管理者に壁を開けてもらわないといけない。
リリィは車輌を出て、Aを伴い、周辺を歩いていると脚がメタル化したブルックリンの少女に出逢う。
少女は自分の名前も思い出せないほど、何もかもを忘れている状態。
その少女がブルックリンハイツにリリィとAを連れて行き、そこでブルックリンの騎士と出会う。騎士は『明日の夜までにこの土地を立ち去れ。さもなければ、剣で両断する』と言う。
壁を開けさえすればすぐにでも立ち去るとリリィは言うが、騎士は承諾しない。何故かというと、騎士は紫影の塔の主と契約しており、リリィを阻めなければ、騎士と少女は物言わぬモールにされてしまうから。
地上に場面は変わり、エリシアとジョンはブルックリンハイツの一室(騎士が一人で住んでいた部屋)で指輪を見つける。その指輪の内側には『愛をこめてジュン(ブルックリンの少女)へ どうか私を忘れてくれ』と刻まれている。
そして騎士(ヘンリー)の回想。
ヘンリーとジュンは夫婦であったが、ヘンリーの仕事の都合で離れて暮らしていた。
ヘンリーはある結社に属しており、天使に惨たらしく殺されるくらいなら…と思い、自分の手でブルックリンの人々を自決させた。どうせ結果が同じであるならば、いくらかこちらの方がマシだとヘンリーはそう思うしかなかった。
しかし、地下世界に落とされてからも同じ罪を重ねてしまう。ジュンのメタル化を防ぐには、また地下世界のブルックリン人々を捧げる(モールにする)しかなかった。
ヘンリーは2つの罪を犯しており、それをジュンに隠し、知られることを恐れている。
ジュンはヘンリーの罪を思い出してしまい、ヘンリーは暴走し、リリィとAがその罪を断罪することになる。
Aの影であるランバージャックは騎士の剣を両断。
ジュンはヘンリーの罪を知ってからも『大好き』と言うが、対するヘンリーは『忘れてくれるのか、私の罪を…』と。
…いやいや、言いたいことは違うんだよ!ジュンはヘンリーの罪も含めて貴方を愛するって言ってるのよ!決してヘンリー自身の罪を忘れるつもりもないし、赦すつもりもない。でもそれは貴方を構成する一部なんだから、それごと愛するって言ってるのにぃ!ちゃんと分かってやれよ!と思いました。二人とも互いのこと想っているのに報われない…
まぁ、ソナーニルに登場するCPはある意味報われないないのが標準仕様ですが…それが切ない…
そしてヘンリーの罪を断罪したので、ヘンリーとジュンはメタル化。
その前にヘンリーはリリィに礼として願いという呪いをかけ、リリィもそれを受け入れる。
『ブルックリンであったことを忘れてくれ』と。
地上のエリシアとジョンに場面が切り替わり、目覚めたエリシアは野営をしていて、どの建物にも入っていない。握り込まれた右手には結局指輪など何もなく『夢、よね…?』と夢オチで終了。
同じく、車輌の中で目覚めたリリィにもAが『夢だよ』と優しく諭す。
そして、車輌はクイーンズブリッジに進む。
以上!
『忘れる』がキーワードの話でした。
しかし『忘れる』というより、『忘れることにした』っていう表現の方が正しいのかな…両者は明らかに違いますからね。
リリィ、ヘンリー、ジュンの三者とも覚えていても辛いことだし、ヘンリーとジュンも忘れることを望んでいる。Aは忘れることを受け入れたリリィが『優しい』と言いましたが、Aも十分優しいよ。誰も傷つかない優しい嘘をついて、それに付き合っているAが一番辛いし、優しい。
でも、まぁ、Aはリリィが自分の存在の全てだから、そんなこと露ほど思ってもいないと思うけどね。
リリィは『覚えていてほしい』と望んだことを覚えていて、『忘れてほしい』という望みを受け入れる。
それが最終局面、紫影の塔で自分の存在が消されそうなとき、出逢ったみんなが手を差し伸べるシーンに繋がりますね。
また再プレイしたくなりました…
集中力と根性が必要ですが…
最終章だけでもしようかしら…
収録時間70分でしたが、集中力が切れずに理解することができて、ホッとしてます。
ソナーニルは本編が文体にクセがあるので集中力を凄まじく要します…でも、面白い。
リリィは相変わらず可愛いいし(とくに寝言でふにゃふにゃしてるところ)、Aも相変わらず、さらっとしれっとカッコいい…
ソナーニルファンには是非とも聞いてほしいドラマCDだと思いました。
この話を知らなくても文字通りリリィは『忘れて』いるのでゲーム本編には支障ありませんが、私は『忘れません』。
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