6時30分少し前に武蔵浦和駅に到着
心豊かに笑顔であいさつの幟を立てかけた時
以前一度顔を見たことがある40代後半から50代の男性が
雨がサラサラ降り始めたので、煙草を吸いながら横にやって来た。
住まいは吉川。相当早くに家を出て来られたのでしょう。
吉川の駅まで30分以上歩いて、そこから電車で来ているという。
タバコを今まで1日に40本くらいすっていたが、経済的理由で20本にした。
奥さんは体が弱くて働くことができない。
子供は3人いて長男が働くようになり、お金を入れるという約束で、
狭いアパートから、広い所に引っ越した。
ところが、お金は一銭も入れてくれないという。
働き者なのだが、やっと昇給というところで仕事を辞める。
それ以来転々と職場を変わっているという。
自分が働いている職場でも、若い者が自分の言うことを聞いてくれず馬鹿にするという。
「切れやすいタイプなのかな?」と聞くと
そうだという。
「今度同じようなことが起きたら、クビになってしまう!」
「あなたの話を聞いてくれる人がいないのでは?」
家で話すと、「うるさい!」と言われるという。
「健康なら働くことができるから、切れないようにね! いってらっしゃーい」
笑顔がもどり、手を振って駅構内に消えていった。
いつもだと一人でラジオ体操をしている時間。
その間の会話。
今日は穏やかに仕事が出来たかしら?
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