1971年公開のイギリス映画「小さな恋のメロディ」は本国ではそれ程話題にならなかったみたいだが、日本では大ヒット作品となった。当時私は20歳だったので、友人には「あんなの子供の映画だよ」と言っていたが、ちょっと面映ゆい感じはあったのだが、胸をキュンキュンさせながら何回も観たのであった。日本人は白人の可愛らしい子供が好きであると同時に憧れめいたものを持っている。この映画の主役であるマーク・レスターとトレイシー・ハイドはそんな日本人のハートのど真ん中を射抜くのに充分過ぎる可愛さを持っていたのである。日本でも人気のあったビージーズの楽曲が使用されており、それもまたヒットの要因の一つとなった。
洋楽の邦題は時々みょうちきりんなものもあったが、この「若葉のころ」はとても素敵なタイトルである。
若葉のころ / ビージーズ 歌詞