若い頃、仕事が上手くいかず、人間関係にも嫌気がさし、夜遅く部屋へ戻って、灯りもつけず、床に座り、壁にもたれ、聴いたんだよね、トム・ウェイツを。
トムの嗄れ声が胸の奥まで入り込んできて、優しく慰め、励ましてくれたんだよ、ホントに。
歌って、声って、不思議な力を持ってるよね。
イントロの静かなギターと車のクラクションの音がいいよね。部屋の外から車の音が聞こえたりすると、まるで、この歌の中に入っちゃったんじゃないかと思ったものである。
Tom Waits - "(Looking For) The Heart Of Saturday Night"