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2010年ナポレオン・ヒル・インターナショナル・コンベンション参加レポート

2011年09月26日 | ナポレオン・ヒルについて

2010年、6月23日~27日まで、マレーシア、ボルネオ半島の都、クチンにて第2回となる「ナポレオン・ヒル・インターナショナル・コンベンション/NHIC」が開催されました。
「ナポレオン・ヒル・インターナショナル・コンベンション」は、2007年にナポレオン・ヒル財団の“Making the world a better place in which to live”「世界をより住みやすい場所にする」というミッションのもと、独立50周年のマレーシアにて第1回目が開催されました。

主催はアメリカのナポレオン・ヒル財団本部ですが、それをマレーシア側からサポートしたのが、クリスティーナ・チア氏です。弁護士でもある氏は、マレーシアにてナポレオン・ヒルのコンテンツを、日本を除くアジア全域に広めている、ナポレオン・ヒル・アソシエーツ・グループの会長を務めています。

グループは現在までに、シンガポール、ニュージーランド、香港、中国へと広がりを見せており、2007年に行われた第1回目のコンベンションでは、首都クアラルンプールに、当時の首相アブドラ・ガダビー氏や金融大臣イエン・イエン氏など政府高官を招き、3000名のリーダーたちをアジア全域から集め、見事にそれを成功に導きました。(マレーシアではこうした世界の優れた教育コンテンツを国家レベルで導入しています)

今回はその2回目となり、「大自然(ネイチャー)と人間(ヒューマン)の融合」をテーマに、自然の森林が多く残り、森の神さまであるオラウータンが生息する、ボルネオ島で開催されたのでした。

今回の注目は、ナポレオン・ヒルの孫にあたる、Dr.J.Bヒルさん、そしてあの、チョコレートチップクッキーを世に広めた、エイモスクッキーの創業者で、ナポレオン・ヒル・ゴールドメダリストでもあるウォリー・エイモス氏が参加された事でしょう。

エイモス氏のトレードマークはウォーターメロン(スイカ)。なぜスイカと言えば、かつての黒人はスイカは作れども、決して口に入れる事ができない高価な白人のためのフルーツだったそうです。
それを黒人が口にするというのは大きなチャレンジを意味したわけです。しかし、誰かがその口火を切ったからこそ、今では当たり前のようにスイカを皆が口にしています。そのシンボル、メッセージとして彼はそれを世界中に説いているのだそうです。

終始笑顔で、そして深い思いやりを持って皆に接するウォーリー氏に大変感銘を受けました。

2日目のお昼にはサワキ首長が登壇し、この国の未来について力強くお話をしてくださいました。
昨今の日本では感じる事のできない、リーダーとしての存在感とオーラを感じましたし、英語でしっかり語られるスピーチを通して、自分の考えしっかりとお持ちだなと実感しました。

そして、また何よりこの国で驚かされるのが、ビジョンの力です。すでにかつて2020年までに先進国入りを果たすという4代目マハティール首相時代に掲げた「ビジョン2020」の次に「ビジョン2030」を掲げていることです。このビジョンは、国民の殆どの人が知っていますし、町のそこここにバナーとしてそれが掲げてあることです。本当に日本もこうした姿を学び逆にアジアの成長国から学ぶことはたくさんありますから今では「ルック東南アジア」というところでしょうか・・・。

次回の開催は2012年になります。捉え方によっては、様々な予言が示す不安な2012年ですが、ここマレーシアよりPMAのポジティブなエネルギーを放ち、財団の掲げる、「世界をより住みやすい場所にする」というミッションを、この混迷の世界にあっても推し進めていくことでしょう。

米国ナポレオン・ヒル財団認定インストラクター
網中 達也


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