「認知神経科学よりみた心の発達」という演題でご講演いただきました。
相原先生は、医師という立場で脳の研究をされており、
前頭葉という部位が成長することによりヒトは社会的な成長を遂げていくとおっしゃっていました。
具体的には、将来をイメージする能力について、
平均的な15歳(中学3年生)は、半年後まで想像できる。
平均的な18歳(高校3年生)は、1年後まで想像できる。
30歳を超える頃には、10年後まで想像できる。
という研究結果を述べていました。
よって、中学3年生は、夏くらいから受験勉強をし始める。
高校3年生は、4月くらいから受験勉強をし始める。
30歳になると、生命保険を考えるようになる。
ということです。
脳の発達は個人差があるので、平均的な話ではあると思いますが、
確かに高校3年にならないと受験勉強にスイッチが入らない人が多いのも事実です。
また、10代に多くの人との関わりを多く持てば前頭前野が発達し、社会性が形成される。
そして、その能力は20歳までにほぼ決まるとも述べていました。
学園祭などの行事でクラスメイトと係わること、
部活動で仲間と語り合うことが、脳科学的にも大切であることを教えて頂きました。
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