7月1日(日)、平原綾香のツアー第三弾"平原綾香 Concert Tour2007 ~そら~"の東京最終公演を観に、東京国際フォーラム ホールAに行ってきました。
昨年6月13日(火)に日本武道館にて行われた、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナル以来となる、二度目のライヴとなる今回は、今年1月31日リリースの通算5枚目となる最新作『そら』を引っさげてのツアーということで、演奏曲目は予想通り新作中心の構成となっておりましたが、以外にもバンド・メンバーの顔ぶれはかなり変わっていました。しかしながら、老若男女幅広い世代の客層は、前回と比べても変わっておりませんでした。
開演前は、私の大好きなフォープレイがBGMとして流されており、場内はリラックスした雰囲気となっていました。そして、いざ開演したら、まるで映画の始まりのようなスクリーンを使ったオープニングムービーでの幕開けでしたし、ライブ本編の最後「シチリアーナ」での演出も、モノクロの映像が映し出されたスクリーンの背景でシルエット状態で映像の一部のように溶け込んで歌う演出で、曲が終わるとスクリーンに「FIN」の3文字が大写しになって、こちらもまるで映画の終わりのような幕引きでした。しかしながら、今回は、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルの時と異なり、特にスペシャル・ゲストの参加があったり、オーケストラやブラス・セクションが加わるということもない、ツアーバンドでの通常編成での通常ライヴの演出だったということもあり、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルの時と比べると、全体的にシンプルな演出でした。(とはいえ、ある意味、これこそが本当の通常のライヴでの演出と言える訳ですが。)また、日本武道館と違って、今回は、東京国際フォーラム ホールAという、相応な規模の会場だったということで、等身大のパフォーマンスを観れたように感じました。
ただ、最新作『そら』自体が、話題となった収録曲も少なく、過去のアルバムと比べても全体的に地味な感は否めない訳ですが、今回のセット・リストからは、そんな最新作の中の数少ない話題曲である、NHK「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」テーマ曲「Voyagers」も(オープニングムービーのBGMとしてインストが流されはしましたが、演奏曲目からは)外れていたりしていて、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルの時のセット・リストと比べると、地味な印象の強いセット・リストとなっていました。因みに、その日のセットリストは、終演後に会場の一階出入口付近に貼りだされてあった通り、下記となります:
Wall
誓い
Everyday
Gradation
Smile
歌う風
感謝
FONK MY NOLA
I Love Your Smile
虹の予感
Circle Game
Re:PEPPER
しあわせ
夢暦
君といる時間の中で
Jupiter
明日
シチリアーナ
(1st Encore)
そら
ありがとう
(2nd Encore)
Come on a my house
とは言え、今回の"平原綾香 Concert Tour2007 ~そら~"の東京最終公演では、平原綾香のサックス演奏が「FONK MY NOLA」や (個人的に思い出のある曲である)Shaniceの「I Love Your Smile」のカヴァーで聴けるというコーナーがありましたし、とりわけ予想外の嬉しいサプライズだったのが、アンコール最後の曲「ありがとう」でした。と言うのも、この「ありがとう」、自分が平原綾香を好きになったきっかけの曲でもあるドラマ『優しい時間』の主題歌「明日」のシングルのカップリング曲で、原曲は「一人のドライヴ(原題:Chanson Pour Liona)」という、アンドレ・ギャニオン(Andre Gagnon)の曲なのですが、同ドラマの挿入歌としても使われていまして、「明日」と同じ位大好きな曲だったからなのですが、如何せんカップリング曲ということで、ライヴで演奏されることはまずないと思っていただけに、嬉しい予想外のサプライズでした。また、今回のツアーでは、その「明日」も、オリジナルでのハープのパートをアコースティック・ギターで演奏する新アレンジとなっており、それも実に素晴らしかったです。また、アンコール後の挨拶が終わっても、拍手やスタンディング・オベーションが続き、なんと再アンコールがあったのも素晴らしかったです。しかも、曲は「Come on a my house」(51年の米ヒット曲)という、最新作『そら』の初回盤のみにbonus trackとして収録もされた、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルでも披露されたローズマリー・クルーニーの曲のカヴァーで、大いに盛り上がりました。
尤も、「誓い」や「Jupiter」等のクラシカル・クロスオーヴァー系の楽曲に関しては、平原綾香のボーカル自体は、スケール感溢れるもので変わらず素晴らしかったのですが、バック演奏陣の音の厚みが、ツアーバンドに加えて24人編成のオーケストラやブラス・セクションも加わっていた、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルと比べると、多少物足りなく感じましたが、こればっかしは致し方ないですね。ただ、今回はセット・リスト自体も全体的に地味な感は否めなかったものの、平原綾香の歌に対する真摯な姿勢や「みんな同じ空で繋がっている」という彼女自身の想いは、十分伝わってくる内容でしたし、最新作『そら』の派手さは無いものの素晴らしい楽曲の良さもとても伝わってくる、等身大の平原綾香を感じる事ができる素敵なライヴではありました。
尚、今回の"平原綾香 Concert Tour2007 ~そら~"東京最終公演の模様も、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルの時と同様、WOWOWにて8月10日(金) に放送される予定となっていますので、ライヴに行ってなくても、見れる方は是非ともこちらよりチェックしてみて下さい。
昨年6月13日(火)に日本武道館にて行われた、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナル以来となる、二度目のライヴとなる今回は、今年1月31日リリースの通算5枚目となる最新作『そら』を引っさげてのツアーということで、演奏曲目は予想通り新作中心の構成となっておりましたが、以外にもバンド・メンバーの顔ぶれはかなり変わっていました。しかしながら、老若男女幅広い世代の客層は、前回と比べても変わっておりませんでした。
開演前は、私の大好きなフォープレイがBGMとして流されており、場内はリラックスした雰囲気となっていました。そして、いざ開演したら、まるで映画の始まりのようなスクリーンを使ったオープニングムービーでの幕開けでしたし、ライブ本編の最後「シチリアーナ」での演出も、モノクロの映像が映し出されたスクリーンの背景でシルエット状態で映像の一部のように溶け込んで歌う演出で、曲が終わるとスクリーンに「FIN」の3文字が大写しになって、こちらもまるで映画の終わりのような幕引きでした。しかしながら、今回は、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルの時と異なり、特にスペシャル・ゲストの参加があったり、オーケストラやブラス・セクションが加わるということもない、ツアーバンドでの通常編成での通常ライヴの演出だったということもあり、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルの時と比べると、全体的にシンプルな演出でした。(とはいえ、ある意味、これこそが本当の通常のライヴでの演出と言える訳ですが。)また、日本武道館と違って、今回は、東京国際フォーラム ホールAという、相応な規模の会場だったということで、等身大のパフォーマンスを観れたように感じました。
ただ、最新作『そら』自体が、話題となった収録曲も少なく、過去のアルバムと比べても全体的に地味な感は否めない訳ですが、今回のセット・リストからは、そんな最新作の中の数少ない話題曲である、NHK「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」テーマ曲「Voyagers」も(オープニングムービーのBGMとしてインストが流されはしましたが、演奏曲目からは)外れていたりしていて、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルの時のセット・リストと比べると、地味な印象の強いセット・リストとなっていました。因みに、その日のセットリストは、終演後に会場の一階出入口付近に貼りだされてあった通り、下記となります:
Wall
誓い
Everyday
Gradation
Smile
歌う風
感謝
FONK MY NOLA
I Love Your Smile
虹の予感
Circle Game
Re:PEPPER
しあわせ
夢暦
君といる時間の中で
Jupiter
明日
シチリアーナ
(1st Encore)
そら
ありがとう
(2nd Encore)
Come on a my house
とは言え、今回の"平原綾香 Concert Tour2007 ~そら~"の東京最終公演では、平原綾香のサックス演奏が「FONK MY NOLA」や (個人的に思い出のある曲である)Shaniceの「I Love Your Smile」のカヴァーで聴けるというコーナーがありましたし、とりわけ予想外の嬉しいサプライズだったのが、アンコール最後の曲「ありがとう」でした。と言うのも、この「ありがとう」、自分が平原綾香を好きになったきっかけの曲でもあるドラマ『優しい時間』の主題歌「明日」のシングルのカップリング曲で、原曲は「一人のドライヴ(原題:Chanson Pour Liona)」という、アンドレ・ギャニオン(Andre Gagnon)の曲なのですが、同ドラマの挿入歌としても使われていまして、「明日」と同じ位大好きな曲だったからなのですが、如何せんカップリング曲ということで、ライヴで演奏されることはまずないと思っていただけに、嬉しい予想外のサプライズでした。また、今回のツアーでは、その「明日」も、オリジナルでのハープのパートをアコースティック・ギターで演奏する新アレンジとなっており、それも実に素晴らしかったです。また、アンコール後の挨拶が終わっても、拍手やスタンディング・オベーションが続き、なんと再アンコールがあったのも素晴らしかったです。しかも、曲は「Come on a my house」(51年の米ヒット曲)という、最新作『そら』の初回盤のみにbonus trackとして収録もされた、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルでも披露されたローズマリー・クルーニーの曲のカヴァーで、大いに盛り上がりました。
尤も、「誓い」や「Jupiter」等のクラシカル・クロスオーヴァー系の楽曲に関しては、平原綾香のボーカル自体は、スケール感溢れるもので変わらず素晴らしかったのですが、バック演奏陣の音の厚みが、ツアーバンドに加えて24人編成のオーケストラやブラス・セクションも加わっていた、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルと比べると、多少物足りなく感じましたが、こればっかしは致し方ないですね。ただ、今回はセット・リスト自体も全体的に地味な感は否めなかったものの、平原綾香の歌に対する真摯な姿勢や「みんな同じ空で繋がっている」という彼女自身の想いは、十分伝わってくる内容でしたし、最新作『そら』の派手さは無いものの素晴らしい楽曲の良さもとても伝わってくる、等身大の平原綾香を感じる事ができる素敵なライヴではありました。
尚、今回の"平原綾香 Concert Tour2007 ~そら~"東京最終公演の模様も、LIVE TOUR 2006 "4つのL"ツアーファイナルの時と同様、WOWOWにて8月10日(金) に放送される予定となっていますので、ライヴに行ってなくても、見れる方は是非ともこちらよりチェックしてみて下さい。
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