Waterfalls Blog

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THE POLICE LIVE IN CONCERT@東京ドーム

2008-04-07 | Live Report
2月13日(水)、オリジナルメンバー3人が集まって再結成したポリスによる、実に27年ぶりとなる日本公演の東京公演初日を観に、東京ドームに行ってきました。

実は、私がリアルタイムで聴いた唯一のポリスの曲が、(ポリスとしての活動を停止する直前に発表した現時点でのラスト・シングルとなる)「高校教師'86(原題:DON'T STAND SO CLOSE TO ME '86)」。ということで、ポリスとしての活動よりもスティングのソロ活動の方がお馴染みの私にとって、今回のポリスの再結成ワールドツアーに対する関心は、正直、あまり高くありませんでした。(実際、唯一持っていたポリスのアルバムも、「高校教師'86(原題:DON'T STAND SO CLOSE TO ME '86)」発表と同時に発売されたベスト盤『ポリス・ザ・シングルズ~見つめていたい(原題:Every Breath You Take: The Singles)』だけでした。) とはいえ、一度は観ておきたい、という気持ちはありましたので、限定グッズ付きのプレミアム席(30,000円)に惹かれる程の興味はありませんでしたが、S席(13,000円)は購入しました。

ところで、今回の公演では、再結成ツアーにサポート・アクトとして同行している、スティングの息子ジョー・サムナー率いるバンド、フィクション・プレインのステージも用意されていて、オープニングを飾ることを事前に知っておりましたので、それも楽しみにしておりました。実際、バンドの編成もポリスと同じくギター、ドラムとのトリオ編成で且つジョー・サムナーは父親のスティングと同じくヴォーカル&ベ-ス担当ということで、とても興味深かった訳ですが、結果的には、楽曲よりも日本語MCの方がインパクトが強くて且つ好感度大でしたが、いまいち肝心の楽曲の印象が薄かったのが、個人的には残念でしたが、悪くはなかったと思います。

で、ボブ・マーリィの「Get Up Stand Up」が流され、そのフェードアウトと共にポリスが登場した訳ですが、1曲目の「Message In A Bottle」からして、スティングのソロ・ライヴとは違う、ロック色の強いステージで、実に素晴らしかったです。実際、サポートミュージシャンも起用せず、シンプルなトリオ編成ながら、観客をグイグイ引っ張っていくパワーが感じられるポリスのステージは、まさにロックそのものでした。ただ、曲によってはサポートミュージシャンも起用していたほうが良かったのでは、と感じるものもありました。例えば、「When The World Is Running Down You Make The Best Of What's Still Around」や「Every Little Thing She Does Is Magic」なんかは、スティングのソロ・ライヴでも定番ですが、やはりソロ・ライヴの時のようにキーボードが欲しかったです。でも、元々贅肉をそぎ落としたようなシンプルな曲である「De Do Do Do, De Da Da Da」や「Can't Stand Losing You」、「Roxanne」や「Every Breath You Take」等では、ほとんどオリジナルに近い形となっており、演奏もタイトに聞こえました。

ということで、スティングのソロ・ライヴで披露されるポリスの曲と異なり、基本的にオリジナルに忠実(というか、オリジナルのポリスで演奏しているのだから当然と言えば当然)で、自身のルーツを見直すというかアイデンティティを再確認する、原点回帰的な意味合いもあったと思われる今回のポリスの再結成パフォーマンスは、ロッカーとしてのスティングの側面もより顕著でしたし、バンドとしてもスチュアート・コープランドアンディ・サマーズスティングの3人でしか出せない味というかバンドとしてのケミストリーも凄く感じられた、素晴らしいライヴでした。

最後に、その日のセットリストを、下記にご紹介します:

■Opening Act:Fiction Plane

1. Death Machine
2. Anyone
3. Presuppose
4. It's A Lie
5. Cross the Line
6. Sadr City Blues
7. Hate
8. Two Sisters

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The Police

1. Message In A Bottle
2. Synchronicity II
3. Walking On The Moon
4. Voices Inside My Head/When The World Is Running Down You Make The Best Of What's Still Around
5. Don't Stand So Close To Me
6. Driven To Tears
7. Hole In My Life
8. Every Little Thing She Does Is Magic
9. Wrapped Around Your Finger
10. De Do Do Do, De Da Da Da
11. Invisible Sun
12. Walking In Your Footsteps
13. Can't Stand Losing You/Reggatta De Blanc
14. Roxanne

(1st Encore)
15. King Of Pain
16. So Lonely
17. Every Breath You Take

(2nd Encore)
18. Next To You


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